The One Academy of Communication Designは、コンセプトアート、イラストレーション、アニメーション、ゲームデザインの分野で卓越した成果を上げている名高い芸術大学です。
オスカー賞を何度も受賞した講師を含む、一流の教授陣が教育を提供しています。 世界中から学生が集まり、この最高水準の教育環境でお互いに切磋琢磨しています。
今回は、ザ・ワン・アカデミー KLキャンパスの基本情報からキャンパスの様子、学べる学問、受験プロセスなどの情報をわかりやすくまとめました。
本記事はThe One Academy of Communication Designに通うRukaさんに記事を書いていただきました。Rukaさんのインタビュー記事はこちら!
基本情報
The One Academy of Communication Designの基本情報はこちらです。
大学名 | ザ・ワン・アカデミー大学 KLキャンパス(The One Academy) |
創立年 | 1991年 |
位置 | ペタリンジャヤ/ペナン |
世界ランク | 大学自体のランクは不明だが、デザイン部門における数多くの賞を受賞していて常に世界トップクラスのデザイン学校として有名。 |
学生数 | 約2000人。 |
留学生比率 | ほとんどが中華系マレー人だが、他の国からも多くの生徒が集まっている。 |
学費(学部課程) | 年間100〜160万程度 |
The One Academy of Communication Design(以下、TOA)は、コンセプトアート、イラストレーション、アニメーション、ゲームデザインで卓越した名高い芸術大学です。“Masters Train Masters”というモットーのもと、オスカー賞受賞者を含む一流の講師陣が教鞭をとり、世界中から優れた学生が集まっています。
TOAは、名門ハートフォードシャー大学と提携し、学士号プログラムを提供しています。
マレーシアの低い生活費のおかげで、同レベルの他のプログラムと比べて約6分の1の学費で質の高い教育を受けることができ、生活費も西洋諸国に比べて大幅に節約できます。
クアラルンプールの便利で安全なサンウェイシティに位置するTOAの最先端の25階建てキャンパスは、2019年にオープンしました。このキャンパスは、人気のショッピングモールであるサンウェイピラミッドの近くにあります。
学生はほとんど中華系マレー人の方が多い印象です。ですが、キャンパス内を歩いているとちらほらヨーロッパ系の方やアジア系の方も見かけます。最近は日本人の生徒も少しずつ増えてきました。
この大学の魅力まとめ
何といっても個性的
ファッションや建築までも含んだデザインの分野に関する学部が多いため、学校の雰囲気だけでなく個性的な生徒が多く在学しています。授業の課題でもそういった生徒たちに囲まれて切磋琢磨していくので日々刺激を得ながら自分自身の想像力を高めていけます。
色んな学部の生徒たちが制作した個性的な作品展も見られる機会があるのでそういった作品を通して触発され、違った視点でのアイデアが思いつくこともあります。
優秀な講師陣が揃っている
実際にディズニーやピクサーに勤めていた方やオスカー賞受賞者など名だたる講師陣が集まっています。
そんな彼らの授業を受けられることも特別なことですし、定期開催される彼らのトークシリーズでも貴重なお話しを聴ける機会もあります。
自分の世界を表現し、評価してくれる
TOAでは周りを気にせず自分のアイデンティティを表現している生徒が多く存在しています。そんな自分独自の世界観を表現できる環境が揃っているのもこの学校の魅力でもあります。
実際にTOAでは自分が制作した作品を見て評価してもらう機会が多くあります。授業の課題でも自分の作品をクラスメイトや講師陣に発表したり、有名企業と共同で製品を制作したりしています。
また、講師陣が選ぶ優秀な作品として何人かが定期的に選ばれ受賞されるイベントがあり、選ばれた作品は校内で展示され多くの来賓者の方々に見てもらえる機会もあります。
キャンパスと学校生活
ロケーションと施設
キャンパスはクアラルンプール郊外にあり、クアラルンプール国際空港やクアラルンプール市内へもアクセスしやすい(車で30分ほど)立地です。最寄り駅はBRT路線のSetia Jaya駅で、改札を出て3分ほど歩いた場所にあります。
また、大学の近くには大型ショッピングモール(サンウェイピラミッドモール)や飲食店、カフェやコンビニが揃っており、授業終わりみんなでランチをしたりカフェで息抜きをすることでき、最高です。
キャンパス自体は他の大学と比べ全面ガラス張りのオフィスビルのような感じです。
たまに映画のイベントとコラボして写真のように大々的にPR活動が行われることも…
キャンパス内部の写真も見ていきましょう!まずはライブラリー内にあるi Macと数多の参考文献たち、そしてコンセント&Wi-Fi完備の自習スペースです。
ライブラリー内には人をダメにするソファスペースもあります笑。
学校のカフェテリアはこんな感じ。
公式のキャンパスツアー動画もありますので、気になる人はこちらも見てみてください!
イベントやクラブ活動
他にもダンスやフットサル等のクラブ活動やイベントも盛りだくさんです。
ハロウィンパーティのイベントでは多くの生徒が個性的な仮装でファッションショーをしたり、違う学部の人たち同士と出会い交流を深めることもできます。
教育カリキュラム
学べる学問
ファンデーションプログラム
このコースでは1年間を通じて各分野の基礎を学びます。クアラルンプールのサンウェイキャンパスでのみ提供されており、毎年4月にのみ開講されます。
授業料:RM24,500 / 1年間(1RM30円で約74万円)
サーティフィケートプログラム
このコースは、4学期を通じて芸術とデザインの基礎を学ぶものです。クアラルンプールのサンウェイキャンパスとペナンキャンパスの両方で開講されており、入学は1月、4月、8月に行われます。修了者は、あらゆるディプロマコースに進む資格を得ることができます。
授業料:RM21,200 / 16ヵ月(1RM30円で約64万円)
TOAディプロマプログラム
TOAでは、3年間のディプロマプログラムを提供しており、クアラルンプールのサンウェイキャンパスとペナンキャンパスの両方で受講可能です。(ESMOD、ファインアート、映画ビジュアルエフェクトのコースはKLキャンパスのみ)。プログラムは毎年1月、4月、8月に開講されます(ESMODプログラムは3月と9月)。
英語スコアはIELTS 4.0が必要です。修了者はハートフォードシャー大学の学士号プログラムの2年次に編入でき(3+2)、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの名門芸術大学にも編入可能です。
授業料:RM75,400~107,400 / 3年間(1RM30円で約230~320万円)
提供されるコースは以下の通りです。
- デジタルメディアデザイン
- 広告グラフィックデザイン
- デジタルアニメーション
- イラストレーション
- インテリアデザイン
- ファッションデザイン&パターンメイキング
- ファインアート
- 映画ビジュアルエフェクト
ファッションデザイン&パターンメイキング学部では、TOAと1841年に創立された世界初の名門ファッション学校ESMODの共同でプログラムを開講しており、毎年3月と9月に開講されます。
ハートフォードシャー大学学士号プログラム
ハートフォードシャー大学(University of Hertfordshire)の芸術・デザイン・アニメーション・ゲームデザインなどの学士号プログラムは、原則として3年間のプログラムです。2年次に進学する際には、IELTS6.0のスコアが必要です。
このプログラムは毎年5月に入学可能で、クアラルンプールのサンウェイキャンパスでのみ開講されています(ペナンキャンパスでは開講されていません)。また、特定のコースでは12週間のインターンシップが必須となっています。
授業料:RM113,900~118,600 / 3年間(1RM30円で約340~360万円)
提供されるコースは以下の通りです。
- BA(Hons) Digital Media Design (デジタルメディアデザイン)
- BA(Hons) Graphic Design (グラフィックデザイン)
- BA(Hons) Interior Architecture and Design (インテリア建築デザイン)
また、学士号プログラムへの入学には、以下の3つのパスウェイがあります。
- 1年間foundation→3年間学士号プログラム(1+3=計4年間)
- 3年間Diploma→2年間学士号プログラム(3+2=計5年間)
- 1年3ヵ月Certificate→3年間Diploma→2年間学士号プログラム(1.25+3+2=計6.25年間)
受験情報
- 入学時期:1, 4, 8月(コースによる)
- 出願時期:正式出願自体は、コース開始日の約2ヵ月前が期日
- 必要な英語スコア:
- ディプロマプログラムIELTS4.0/TOEFL iBT30
- 学士号プログラムIELTS5.0/ TOEFL iBT35
他のマレーシアの大学に比べて英語スコアが低く設定されているため比較的入学しやすい条件となっています!詳しくはホームページを参照してみてください。
終わりに
今回はマレーシアのザ・ワン・アカデミー大学の各種情報を徹底解説してみました。マレーシア留学を検討している方の参考になれば幸いです。