東大推薦入試とアメリカの名門大学受験の両立というとメチャクチャ難しそうに感じますが、実はこの二つの入試ってかなり似てるんですよね。これらの入試の併願は相性がいいのです。
どちらか一方の対策ができればもう片方の出願条件も自然と満たせることになるので、実際に東大推薦とアメリカの大学受験を両立している人もいます(以前記事に書きました👇)。

私自身はアメリカの大学受験はしておらず、東大推薦×マレーシア大学受験とかいう変な進路を辿ったわけですが、元受験生としてはアメリカ大学受験も(間に合えば)ありだったな~と思っています。
そこで、今回は東大推薦×アメリカの大学受験の併願は本当に可能なのかどうか、その根拠とともに解説していきます!

東大推薦×海外大学受験は実現可能?
本人のキャパシティによりますが、可能です。というか、実際にやっている人も何人か知っています。
もちろん東大に一般入試で合格して秋から海外大~などの選択肢もありなのですが、東大に入学するためには推薦入試のほうが海外大学受験との相性がいいと思います(本文参照)。
海外大学と言いましたが、基本的にはどこの国でも東大推薦との併願は相性がいいと思います。ただ、現実的にはアメリカの名門大学と併願をする人が多いです。
恐らく、世界ランク的にハイレベルな大学がアメリカに多い+東大もアメリカも課外活動が特に重視されるため、そういう受検者が多いのだと思います。
ちなみに、ルール上可能なのかについてだけ言うと、グレーです。推奨もされてはいないけど、規約で禁止されているわけでもない、という感じです。今回はこのルートの是非については議論しませんので、気になる人は以下の記事をご覧ください。

東大推薦とアメリカ名門大学受験の共通点
東大の推薦入試で必要なもの
東大推薦で必要なものは以下の通りです。
- 推薦入試の志願書
- 説明書(活動実績の一覧報告書)
- その他の資格(英検やSAT、TOEFLなどの点数とかもOK)
- 高校の成績
- 学校からの推薦書
- 自分の能力をよく知る人物からの推薦書2通以内
- 共通テストの成績(総合で8割以上がボーダーラインとされる)
まあいわゆる推薦入試って感じですね。受験手順としてはこんな感じです。
- まずは共通テスト以外のものを提出する
- 書類審査があり、それが通った人が面接に呼ばれる
- 面接を受けた後、共通テストを受験する
- 全ての要素(書類、面接、共テの成績)を加味して合格者が決定

アメリカ大学受験で必要なもの
次にアメリカの大学受験で必要なもの。
- 志望動機などのエッセー
- 課外活動の実績
- 英語力の証明資格(TOEFLなど)
- 高校の成績
- 推薦状2-3通
- SAT(アメリカ版共通テスト)
準備するものでいうとアメリカが一番多いので、他の国だったらこれより諸々が簡略化される感じになります。
準備するものがほぼ同じ!
どうですか??東大推薦とアメリカの大学受験、必要なものってほぼ同じじゃないですか?
志望動機(自分の夢とか強みとか)とか推薦書はどこの大学でも同じようなことを書くでしょうから、基本的には日本語と英語を翻訳するだけ。
強いて言えば、東大推薦は共通テストの共通テストが、アメリカ版共通テストのSATに置き換わるくらい。
ただ、東大推薦だったり名門海外大学を受けるような子たちは基本的に要領がいいので、共通テスト8割くらいは詰め込めば行けてしまうのが現実です。
つまり、そこまで労力をかけずに東大推薦とアメリカ大学受験は両立できてしまうわけです。東大推薦もアメリカ大学受験も割と運ゲーなところがあるので、「どうせ受けられるのならたくさん受けておこう」となるのは受験生としては自然なことです。
なんなら、東大が受けてくださいと言わんばかりに、普通の日本の高校生なら持っていないであろうTOEFLやSATなどのスコアも受け入れますと募集要項に記載しているくらいなので…
東大側が海外大学を受験する人材の確保も視野に入れているのではないかという噂が立つのも無理はないですね。
東大推薦×海外大学併願のメリット・デメリット
東大推薦を海外大学と併願するメリットはこんな感じ。アメリカの大学受験なんかだと全落ちすることだってありますから、どこかしらに引っかかる確率を上げるという意味では魅力的な選択肢です。
- 受験準備の内容が似ており、効率的に対策できる
- 海外大学に合格しても、東大推薦を「保険」として活用できる
- ダブル合格すれば、東大に入学しながら秋から海外大学へ進学する選択も可能
もちろん、日本語で書類を用意するとか共通テスト8割を取得するとかで労力がかかるというのはデメリットですが、それを加味しても十分にありな選択肢なんじゃないかとは思います。
2つの入試の併願を成功させるタイムスケジュール
東大推薦と海外大学受験を両立させるためには、計画的な戦略が必要です。私はアメリカの大学受験をしたわけではないんですが、それでもこうしておいたらいいんじゃないかと思うTipsがいくつかあるので書いておきます。
- 課外活動の実績を早めに作る
どちらでも課外活動の実績は評価対象となるため、高校1年生や2年生のうちから積極的に活動し、成果を積み上げることが重要です。コンテストの結果が出るまでのタイムラグがあるので、高3からでは間に合いません。 - 英語試験(TOEFL・IELTS)を早めにクリアする
これらのスコアは東大推薦と海外大学受験の両方で活用できるため、早めに高得点を取ると他の対策に集中できます。 - 共通テスト対策は効率よく進める
数学や理科の得点を伸ばすことで、8割以上のスコアを確保することが可能になります。 - 志望理由書は日本語・英語で並行作成する
似たテーマを扱うため、共通点を活かして作成し、それぞれの大学に適した形に仕上げていくのが理想です。 - 推薦書の依頼は慎重に行う
東大向けと海外大学向けでは求められる内容が異なるため、指導教員や推薦者に十分な説明を行い、適切な推薦書を書いてもらうよう配慮することが大切です。早めの依頼も大切!
まあ、要するに全ての対策をできる限り早め早めにやっておきましょうということです。
おすすめのタイムスケジュールはこんな感じ。
- 高2の終わりには東大推薦×海外大学受験の意向を先生に話して根回ししておく
- 高3の春までにSATと英語の試験のスコアメイクを終わらせておく
- 高3の夏までには課外活動を終わらせ、各種エッセーなどを書き始める
共通テストは、 ぶっちゃけ夏とか秋からノー勉でも8割は最悪間に合う(と思う)のですが、高校のGPAを維持しておくことはどちらの入試でも最優先事項なので、それも兼ねて高校範囲の勉強はコツコツやっておきましょう。

まとめ
ということで、今回は東大推薦×海外大学の併願が実は結構熱い選択肢なんだよということを記事にしてみました。まあ制度上見逃されているからといって、倫理的に良いのか悪いのかは別問題なんですけどね。
東大推薦と海外大学受験には多くの共通点があるため、一度の準備で割と両方の受験に対応できるというメリットが大きいと思います。実際にそうしている人もいるので。
とにかく、受験を考えている人は早め早めの行動を心掛けるようにしましょう!

