こんにちは、今年の8月末にバンクーバーに渡ってきたかりです。
学校と家とを往復する以外はほとんど外出もしていない生活ではあるのですが、それでも、1ヶ月半弱住んでみて少しはここの様子が掴めてきたので、個人的に推せるポイントと、ここはどうにかしてよ〜というポイントをそれぞれご紹介していきたいと思います!
本記事内の$はカナダドルであり、日本円での目安額は2024年10月10日時点の為替レートをもとに算出しています。
この記事のライター:かり(インタビュー記事)
2024年3月に東京の高校を卒業し、最近バンクーバーのカレッジに進学したIBDP N23生です。
学校の勉強以外はほぼ何もしない高校生活だったので、課外活動の経験はゼロ。
2024年の目標は、とにかく色々なことに挑戦して自信をつけていくことです!
推しポイント
私は今、基本的にはここでの生活をとても気に入っています。その理由は主に「わりかし日本っぽい生活ができる」「治安がいい」「景色がいい」の3点に集約されます。
割と日本的な生活ができる
実はバンクーバーはほぼ移民で成り立っているような場所で、特に都市部はアジアや中南米の移民ばかりです。
そのため、街にはアジア系の料理店やスーパーマーケットが驚くほど多く、またどの店でも大抵の商品には移民向けの選択肢が用意されているように思います。
写真はダウンタウンの目抜き通り、ロブソンストリートにある韓国料理店で食べたもの。美味しかった…!
私は運よく毎日カナダ最大級のショッピングモールに寄れる生活ができているのですが、大手中華系スーパーのT&Tや、ダイソー、無印良品、ユニクロ、日本の化粧品を扱う店などがあるのに加え、フードコートにもアジアンフードが多いです。
また洋服や雑貨系のお店でも、日中韓の人々が自国で買うようなテイスト・サイズの商品がたくさんあります。
米・レトルト/インスタント・お菓子・調味料を含めた食品全般、服や靴、生活雑貨、文房具、化粧品に至るまで、買えないものはほとんどないなという印象です。
普段から細かいこだわりを持って生活している人だと海外生活は厳しいと思われがちですが、バンクーバーでなら日本での暮らしに近い日々が送れると思います!
治安がいい
バンクーバーの治安は全体的に良好だと思います。ただ、イーストヘイスティングストリートや夜のスタンレーパークなど、一部注意が必要な特定のストリートや地域はあります。そこに近づかなければ大丈夫です。
カナダでは大麻が合法化されているためその匂いはどこでも嗅ぎますし、時折振る舞いのおかしい人を見かけますが、変に近寄ったり睨んだりしなければ危害を加えられることはありません。
最初はだいぶ心配でしたが、慣れてみると意外と治安には大きな問題がないと感じています。
景色がよくて精神衛生にいい
バンクーバーに着いて最初に私が本当に感動したのは、風景の美しさです。もうとにかく綺麗。私にとっては初海外だったのもあると思いますが、映画で出てくるような景色しかない…!と、目を奪われました。
1ヶ月半くらい経った今も、その感動はほとんど薄れていません。日本と違い、都会的な街並みと緑豊かな自然の風景が完璧に融合しているため心がすさまないのだと思います。
私は高層ビル街が大好き、でもたまに緑や季節の移ろいを感じたいなと思うタイプの人間なので、バンクーバーは最高の環境です!
ちょっと文句言いたいポイント
もちろん、ちょいちょい不平不満もあります!笑
日本のトイレしか勝たん
トイレに関してだけは私は毎日嫌だなあと思っています。というのも、流し方がめちゃくちゃ分かりづらかったり、ドアの隙間が大きすぎて普通に見えるレベルだったりなど、日本人の感覚では信じられないような問題が多いから。
温水便座や音姫、ビデなどの機能が日本特有のものであることは知っていたのでそんな高望みはしていなかったのですが、まさかこんな基本的なところで…というショックは大きかったです笑。
こちらに来てからお手洗いに行く回数が明らかに減りました(みなさん健康には気をつけましょう)…
飲食店は高い…!
海外大生といえば、寮で食事を摂るか自炊しているかというイメージがあると思うのですが、こちらに来てからそりゃそうなるわなと納得しました笑。外食はとにかく高いです。
たとえばカナダではSubwayやMcDonald、Burger Kingなどのファストフードが人気ですが、一番小さいサイズを単品で頼んだだけでも$8~9(¥866~975)はかかると思います。
水が欲しいなら別購入。日本でSubwayというと¥500で栄養バランスの良いサンドイッチが食べられる、救世主的な立ち位置(私だけ?)なので、これはかなり痛い。
日本なら¥1000~1500くらいであろうきちんと注文して食べるタイプの食事だと、$20-30程度かかってしまうことが多いのに加え、チップが発生します。
カナダはカード社会なので、決済端末でチップの割合を選択する形です(15%・18%・20%・30%の4択が多い気がします)。
家賃が高すぎる
これはトロントなどにも言えることだと思いますが、家賃はかなり高いです。そのため1人でアパートを借りるのは基本的に無理と考えたほうがよさそうです。大学が寮を持っていない場合、シェアハウスまたはホームステイを探すことになると思います。
私も大学に寮がないため、ホームステイをしています。かなり手厚いエージェントといいホストに当たっているので文句は言えませんが、4週間で$1,300 (¥140,860)の賃料は、東京で一人暮らしをするのと比較すると相当高いと言わざるを得ないですね…。
大麻について
治安に関連してすでに触れた通りですが、大麻の匂いを嗅ぐことは日常茶飯事で、正直かなり不快ではあります。お灸の匂いにケミカルな甘ったるさを足したような、独特な匂いです…。
ただ薬物の使用自体は海外ならどこでもあると思うので、バンクーバーが特に最悪というわけではないと考えています。また吸っている人に近づかなければ特にトラブルは起こらないので、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。
終わりに
ここまでバンクーバーの好きなところと微妙なところの両方をご紹介してきましたが、やはり総合して見たときには良い方が勝ります。微妙な点はこまごまありつつも、どれも私にとっては致命的なレベルではないからです。
何より、本来もっと制約のあるだろう海外で、ここまで自由に日本人らしく過ごせる場所は珍しいのではないかと思います。海外大学に行きたいけど、日本の便利な暮らしを捨てがたい…と思ってしまう人には、バンクーバーはとてもおすすめです!