モナッシュ大学マレーシア校のリアル、現役留学生が語る良い点・悪い点|マレーシア留学

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マレーシアに留学で学部に入って1年ちょっとが経とうとしていますが、良いこともイマイチなこともたくさん経験したな~と思います。

というわけで、今回はモナッシュ大学マレーシア校に実際に通う私が、リアルな良いところと悪いところを正直にまとめてみました。

大学情報についてはこちらの記事にまとめています👇

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目次

モナッシュ大学マレーシア校の良いところ・残念なところ

良いところ

オーストラリアの名門校の学位を格安で取得できる

モナッシュ大学はオーストラリアのトップ8大学(Group of Eight)の一校で、QS世界大学ランキングでは50位以内に入る名門校。2025年だと37位(東大と京大の間)にランクインしています。

マレーシア校はその分校(別キャンパス)で、学費は年間150~170万円程度(2025年現在)。年々学費は値上がりしていますが、それでも本校と比べると約3分の1の価格で同じ教育が受けられて、学位が取得できます。

マレーシア校でも本校と同じ学位が取れるから、グローバルなキャリアを目指す人には大きな強み!卒業生は大手企業や海外大学院に進む人も多く、学位の価値はバッチリです。

オーストラリアなどの交換留学のプランが多い

モナッシュマレーシア校は、交換留学の選択肢が豊富。オーストラリア本校はもちろん、カナダ、英国、韓国など30カ国以上の大学と提携しています。

私は来年、オーストラリアのメルボルン本校に半年留学する予定です。しかも、授業料はマレーシア校のままなので、費用を抑えつつ国際経験を積めるのは最高です。

立地がGood。サンウェイシティなので生活しやすい

キャンパスはクアラルンプールのサンウェイシティにあるから、生活がめっちゃ便利!

サンウェイピラミッド(巨大なショッピングモール)まで徒歩20分で、飲食店、映画館、スーパー、病院、なんでも街の中に揃ってます。モノレールやバスで市内にもアクセスしやすいのも良き。

ただし、家賃は1人暮らしだと月RM800~2,500程度と、ちょっと高め。

授業のコマ数が少ない

モナッシュ大学では、知識のインプットは事前に配られる教材(ビデオやスライドなど)を見て行います。

通常の大学であれば講義を行うところをスキップするので、授業はその内容の応用セッションだけ。だから、授業のコマ数が他の大学と比べてとても少ない。
文系なら週に4コマ、理系なら8コマの授業があります(コンピュータサイエンスの場合)。1コマ2時間なので、自由時間がたっぷりです。

課題はそこそこにあるんですが、それでも自由時間が多い分、タイムマネジメントが得意な人にとっては課外活動などに打ち込む時間が増えるので嬉しいです。

就職に強い(?)

この辺りはそこまで私も把握しているわけではないのですが、日本人卒業生の先輩でそこまで就職に困っている、という人の話は聞いたことがありません。

それどころか、例えばモナッシュ大学の文系であれば、特別なインターンなどをしていなくてもBIG4くらいなら就職できる、と言っていた先輩もいました。

割とブランド力もあってか、就職に強いのかもしれません。

こちらも小耳に挟んだだけの話なので、あくまで参考程度にお願します。

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悪いところ

学費が高いわりに授業の質は低い

学費は学部にもよるけど、年間150~170万円程度と、マレーシアの他の大学と比べるとかなり高め。

でも、正直、授業の質は期待していたほどじゃない…。

例えば、

  • ただスライド資料を読み上げているだけの講義
  • 先生が当たり前に遅刻してくる
  • 課題の指示が曖昧で、採点も人によってまちまち

だったり。最悪独学でも良くない?と思ってしまうことも多いです。

学生のレベルがそこまで高くない

トップ層は優秀なんですが、全体のレベルはバラバラ。

課題は「締め切り無視」「コピペ提出」みたいな人もいますし、毎日遊び歩いている人も多いです。

もう少し学習レベルが高いと思っていたので、正直ストレスを感じることもあります。特に、授業に積極的じゃない学生が多いのは残念。モチベーション高く学びたい人には、物足りないかもしれません。

ランキングだけで言うと京大以上!などの謳い文句がなされていますが、体感だと実際の学生は日東駒専くらいのレベル感な気がするので、必ずしも学力的な意味でそこまでハイレベルなわけではありません。
まあ世界ランキング自体が偏差値で決まっているわけではないので仕方ない面もありますが、事前の認識と乖離が大きかったのは残念でした。

人種に多様性がない

「国際的なキャンパス」とは言われているものの、実際は中華系(マレーシア人や中国人)がほとんど。

日本人もたくさんいて嫌になりますし、留学生もアジア圏の学生がほとんどです。

いざという時に日本人コミュニティがあるのは安心ですが、ホームページで言われているほどの「グローバルな環境」を想像してると拍子抜けするかも。

キャンパスが小さい

キャンパスはコンパクト…というか、学生数に対して狭すぎます。というか、マレーシアの大学全体にそういう傾向があります。

昼時の食堂は席を取るのに一苦労だし、図書館も試験前は満席で入れないこともしばしば。利用に支障があるのでどうにかしてほしいですが、サンウェイシティではもう土地も無さそうですし、仕方ないことなのかもしれません。

広々としたキャンパスライフを夢見る人には、ちょっと窮屈に感じるかも。

ただ、設備自体は割と新しめで綺麗なので良いと思います。あと、コンパクトなので移動がしやすい。

奨学金が少ない

奨学金は学業優秀者向けのものが少しあるけど、枠はかなり限定的。学費が高いのに、経済的なサポートが少ないのは厳しい。特に、留学生向けの奨学金はほぼないので、予算が限られてる人にはハードルが高いです。

実は前学期に主席クラスの成績を取って表彰メールをいただいたのですが、それでももらえる奨学金の上限は1セメスターごとにRM5000。オーストラリア本校が国立大学なので、その辺りがあまり柔軟ではないのが残念…

融通が効かない

マレーシアの大学だと、先生にお願いすると色々融通を聞かせてくれることがあったりします。

例えば、MY留学さんのサイトでは、HELP大学でのこのような経験が書かれていました。

例えば、必須科目を変更することも場合によっては可能です。

実際に私の場合、大学側に直接交渉して5科目を変更することが出来ました。

割とこういう感じの、マレーシアらしい緩いエピソードは他の大学の人からも聞きます。

ただ、モナッシュ大学は本校の分校だから、ルールがガチガチで柔軟性がないのも難点。例えば、単位の振り替えや授業の変更をお願いしても、「規則だから」と断られることがほとんど。

他の例で言えば、モナッシュの課題は大体オンライン提出なのですが、一度出したらもう内容変えられないんですよね。
念のために早めに出しておきたいけど後から内容変えたい!って時もあると思うので、「デジタルなら大学側に負担もないし、期限前なら何回も提出できる方式にしてほしいです」と言ったら、「そういう本校とのルールだから」の一点張りでした。

そういうルールに柔軟性を持たせられない所は分校のデメリットだなと思います。教授との距離も遠いですし、奨学金の件も然り、もっと学生目線の対応が欲しいというのが正直なところ。

モナッシュ大学がおすすめな人、そうじゃない人

おすすめな人

  • オーストラリアの学位をアジアで取りたい人: 本校と同じ学位をマレーシアの物価で取得できるのはコスパ良い!
  • 交換留学で国際経験を積みたい人: 豊富な留学先とサポートが整ってるから、グローバルな視野を広げたい人にピッタリ。
  • 都市型の生活が好きな人: サンウェイシティの便利な環境は、都会派の学生にハマる。
  • 日本人コミュニティを重視する人: 日本人学生が多く、留学生同士のつながりが作りやすい。

おすすめできない人

  • 学費を抑えたい人: 高めの学費と奨学金の少なさは、予算重視の人には厳しい。
  • 多国籍な環境を求める人: アジア圏以外の学生が少ないので、欧米やアフリカの文化に触れたい人には物足りない。
  • 授業の質を最優先する人: 独学メインでもOKな人ならいいけど、質の高い指導を期待する人はガッカリするかも。
  • 広々としたキャンパスを求める人: 小さなキャンパスと混雑は、のびのびした大学生活を望む人には合わない。
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終わりに

モナッシュ大学マレーシア校は、オーストラリアの名門学位や交換留学のチャンス、便利な立地が魅力です。ただ、学費の高さや授業の質、キャンパスの小ささは課題。

私の場合は世界ランキングを決め手にして大学を選びましたが、大学選びで重視する項目は人によって違うと思うので、この記事を読んで「自分に合うか」をじっくり考えてみてください!

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