無事にMUFY(モナッシュ大学のファウンデーションコース)の最終試験が終わり、一息を付いている今日この頃です。
こちらの記事で一年間の留学で学んだことは振り返ったのですが、文字数の関係で最終試験自体はどんな感じだったのかに触れられなかったので、今回はそちらの振り返りの話をしようと思います。
最終試験の注意点などについても解説したので、MUFYやマレーシア留学に興味がある人の参考にもなるかと思います。
テストはどんな感じ?
スケジュール
まず、私のテストのスケジュールはこんな感じで、四科目の試験を受けました。
- 5/13:English 2:1:00PM~2:45PM
- 5/15:Mathematics 2:10:30PM~12:00PM
- 5/20:ICT 2:1:00PM~2:30PM
- 5/21:Physics 1:1:00PM~2:30PM
理系なので最後の試験が最後のほうだったんですが、文系(会計学や経済学)の友達は16日とかには試験が終わってたりしたので、早めに休みに入っていて羨ましかったです。
全体のスケジュールとしてはこんな感じになっていて、一週間で全ての開講されている科目のテストが一気に行われます。
日付 | 午前(10:30~) | 午後(1:00~) |
---|---|---|
5月13日 | 英語 Unit 1 | 英語 Unit 2 |
5月14日 | 会計学 Unit 2、生物 Unit 1 | 生物 Unit 2 |
5月15日 | 数学 Unit 2、基礎数学 Unit 2 | 化学 Unit 1 |
5月16日 | 化学 Unit 2 | 経済学 Unit 2、応用数学 Unit 1 |
5月17日 | 数学 Unit 1、基礎数学 Unit 1、応用数学 Unit 2 | |
5月20日 | ICT Unit 1 | ICT Unit 2 |
5月21日 | 物理 Unit 1 | 物理 Unit 2 |
試験の進め方
基本的にどの科目もこの試験がその学期の総合成績の30%を占めます。残りの70%は課題レポートとか出席点などのAsessmentで決まります。試験時間は英語が105分間、それ以外の科目が90分となっています。
試験は基本的に毎度お馴染みのMoode上で行われます。とはいっても、普段の小テストと違って、ここに掲載されているリンクを踏んでモナッシュの試験ページに飛びます。
Moodleにパスワードが表示されるので(紙などに控えておくように指示があります)、そちらのパスワードをモナッシュのサイトに打ち込むと試験が始まります。
こちらもいつも小テストと同じく、基本的にはパソコンをポチポチして解答、長い記述問題は紙に答えを書いてそちらをスマホで撮影して写真をアップロード、という形で試験を進めます。
試験会場の雰囲気と注意点
今回は数学以外の科目はJeffrey Cheah HallというSunway College側の試験会場で受けました(写真左)。こちらは普段はSunwayのお偉いさんから名前を取っただけのデカいホールなのですが、試験の時は机と椅子が並びます。
あとはSunway University側のLevel 10 exam hallも使われます。こちらは小テストと同じですね。人によって試験会場は違うそうです。
ただ、最終試験は普通の小テストと違いいくつか注意点があります。
- Chromeの拡張機能を全てオフにしておくこと
- 予測変換とスペルチェック、翻訳機能もオフすること
- パソコンの言語を英語に設定すること
- 試験のタイムテーブルを印刷しておくこと
- 各科目で決められたもの以外は試験会場に持ち込まないこと
まあ普段の小テストでもこれらは言われるんですが、最終試験はMoodleではなくMonash University側の試験サイトで行う関係で、特にパソコンの設定周りはうるさく言われます。よく確認しましょう。
また、試験のタイムテーブルを印刷するのを忘れないようにしましょう。こちらはiZoneという学内サイトから印刷できます。忘れると地上階のプリンターの場所まで降りる必要があって、試験時間に支障が出ることもあります。
テストの振り返り
では、私の受けた科目の試験の出来を振り返って行こうと思います。
英語
こちらは2つのSDGs的なことに関係しそうな学術的なテキストを読み、その問題の発生原因、問題点、解決策などを600 words以上のエッセーにまとめるテストでした。トピックとしては、例えばSNSでのトラブルとか、ヴィーガン食、核兵器の問題とかそういう感じですね。
- Outline(5点)
- 本文(25点)
という配点になっており、まずエッセーのアウトラインを箇条書きで紙に書き、そのあと本文をパソコンにタイピングしていきます。
時間は105分で、一学期目の反省を生かしてしっかり時間配分をしたつもりだったのですが、Outlineを考えるのに時間がかかってしまいました。制限時間の最後まで格闘していたのですが、途中の終わりの方の〆の一文を書き損ねてしまい、見直しができませんでした。
英語はただでさえ学校のサイトが不親切な課題の提出ミスのせいで点数を失っているので、何としても総合80点以上は取りたいですね(そうしないとGPA4.0じゃなくなる)。まあ内容は書けた気がするので多分大丈夫でしょう♨
ただ、こちらのテストは英語力というよりは試験の形式に慣れているかどうかとタイピングの速度のほうが大事な気がするので、若干こんなんがテストでいいのか感はあります。IELTS8.0の友達とかでも普通に終わらなかったりするので。
数学
英語以外の試験は全部90分です。
こちらの試験は積分、確率、統計の3分野から出題され、こんな感じの構成でした。
- 6つの選択式問題(6点)
- 4つの短答式問題(30点)
- 3つの記述問題(24点)
二次関数の交点を使って複数のグラフで囲まれた面積を求めたり、袋の中に色付きの玉を入れてそれを順番に引いたり、不良品が一定確率で出てくる工場の二項分布のパーセントタイルを求めたり、といった感じで、日本の数学の教科書に載っているような典型問題しか出ません。
こちらは多分全部できたような気がするし、採点も甘いので特に言うことはありません。さっきから多分しか言ってませんが、まあこれがフラグじゃないことを祈るばかりです😇
ICT(情報)
こちらはデータベースの管理、データサイエンス、プログラミング(Pythonがメイン)から、こんな感じの構成で出題されました。
- 15つの選択式問題(15点)
- 8つの短答式問題(45点)
データベースにおけるPrimary Keyとは何ですか?とか、HTMLとは何の略ですか?とか、このPythonプログラムを実行すると何が出力されますか?とかそういった感じの問題が出ます。
一学期目は覚える用語が多く、それも含めて英語で説明を記述するのが大変で苦労しましたが、Unit 2はそんなことはありませんでした。というより、簡単だと思っていた選択式問題のほうが知識的に重箱の隅をつつくようなひっかけ問題が多かったので大変でした。
時間はきちんと管理できましたし見直しもしたんですが、細かいところとか選択式問題で何問か間違えているような気もしなくもないです。`まあ大きなミスはないと思うのでいいでしょう。
物理
こちらは力学と熱力学が主な出題範囲で、こんな感じの配点でした。
- 10つの選択式問題(20点)
- 10つの記述式問題(60点)
こちらは物理基礎がベースで、若干物理の内容が入ってくるかなという感じです。力学も運動量あたりまでしかやらなかったので力のモーメントとかはやっていませんし、熱力学も簡単なエネルギー保存則についてだけしか学んでいません。
教科書に載っている問題が数値が変わってそのまま出るだけみたいな感じなので、難易度は本当に簡単です。入門問題精講なんかよりも簡単なんじゃないかと。
余談ですが、普通に〇〇問題精講シリーズは良書なので、高校の勉強にはおすすめです。
ただ、物理で問題となるのは時間です。だって大問10つ分(しかも小問も2~4つある)の式とか答え書いて、その上で選択式問題も10問を合わせて90分で解くって、いくら簡単とは言っても普通に無理ゲーじゃん…
ギリできそうな感じもしますが、周りとかの友達を見ても大体何問かは白紙で提出しています。違う学期の友達もそう言っていたので、悪評高いテストなんだろうなと思います(言い訳)。
というわけで、一問だけ解ききれませんでした。まあ4点だけだからいいんですが、それ以上に有効数字とか答えの物理量の単位をめっちゃ間違えた気がするので不安です。せっかくテスト抜きで99%の成績だったのに、これで悪い点取ったら最悪ですね。
総括
というわけで、どの科目も満点の自信はないけれど、ほとんど解けたしぼちぼちいい感じのスコアが期待できるんじゃないかと思っています。
今のところの最終試験を除いた各科目の点数は以下の通りです。
- 英語87%
- 数学95%
- ICT96%
- 物理99%
で、私が目指すはGPA4.0と総合成績90%以上達成です。
前期はGPA4.0だったので、後期もそれぞれの科目で80%以上を取ればHDという最高評価が獲得できます。英語も多分そこまで悪い点数を取っていないので80%に載ったんじゃないかと思いますし、まあこれは大丈夫でしょう。
次に、総合成績についてです。なんとなくカッコイイので90%以上を目指したいなと思っています。95%は難しすぎるので諦めました笑。
で、正確には89%以上で奨学金がもらえるのでそれを狙っているんですが、流石にこの点数と前期の94%を平均したら合計89%以上は確実に取れていると思うので、こちらの目標も一安心です。
日本人は80~89%の間にだいたい成績が収まると噂では聞くよ。
悪い人でも70%を下回ることはないっぽいし、日本人なら学部進学だけなら多分誰でもクリアできると思う!
そういうわけで、無事に最終試験を終えることができたよという話でした。めでたしめでたし。
追記:最終試験の結果が出ました👇