先日やっとSemester 2のFinal examが終わって、晴れてモナッシュ大学のファウンデーションコース、MUFYの卒業確定を待つだけとなりました!やったね。
そして、今思えば最初は不安で仕方がなかった初めての海外大学での生活を一年間も乗り切ったのだということに気が付きました。これもせっかくの節目なので、一年間の留学の良かった点・悪かった点を振り返ってみようと思います。
各科目の振り返り
最終試験そのものの出来の振り返りは別の記事に譲るとして、一年間を通した学習で学んだことについて書いてみようと思います。
私は通算で5教科を履修したのでそれぞれ簡単に書きます。いうてファウンデーションですし、全体的に授業が簡単で学力的な成長があまりなくて退屈でした。まあ海外大学の授業に慣れられたという意味ではいいんじゃないかと思います。
- 英語
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主にアカデミックライティングや引用のやり方、あとは文学作品や学術文書の分析のやり方について学びました。
授業難易度は入学基準のIELTS5.5の人でも付いていけるようなレベル感だったのでいいんですが、課題が大変&授業がほぼ作業時間で面白くなかったです。
きれいな発音とか文法力といった感じの英語力が目に見えて伸びる授業ではないし、引用のやり方とかもネットで調べれば最悪独学でできそうな内容だったので、お金を払ってまでやりたいとは思わないかも…
- 数学
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前期は様々なグラフ・関数の基本と微分、後期は積分と確率統計を習いました。
やっていることは高校範囲だったので数学力的な意味で成長はありませんでしたが、関数電卓を使って手計算では解けないような問題を解いたり英語の数学用語や記述の仕方を覚えられたのは良かったです。
- 上級数学
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前期はベクトルと行列、複素数や三角関数について学びました。
内容自体はすごくいい感じに面白いんですが、毎回書いているようにJ先生の採点が厳しすぎる。満点取れただろ!って思ってもめっちゃ低い点だし、関心・意欲・態度でさえみんな満点をもらえない。
学年に一人しか先生がいないのでクラスも変えられず、このまま後期も履修すると全体の成績が下がって奨学金の獲得に支障が出ると判断したので後期は代わりに物理を履修しました。
後期は極限や微積、微分方程式や運動学なんかを学ぶそうなので、内容としては楽しそうですね。
- ICT(情報)
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結構面白くていい授業でした。Excelの使い方から始まり、HTMLやデータベースソフトの使い方、ScratchやPython、インターネットの仕組みなどを幅広く学べました。
英語で用語を覚えたりするのは大変でしたが、インプットとアウトプットがいい感じのバランスで、課題も楽しかったです。
- 物理
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後期からの履修だったので、力学と熱力学だけしかやっていません。力学も運動量あたりまでしかやらなかったので力のモーメントとかはやっていませんし、熱力学も簡単なエネルギー保存則についてだけしか学んでいません。
英語で物理をやってみるのも面白そうですし周りから楽単だと聞いていたので取りましたが、結局は記述も式を書くだけだし、簡単な内容しかやらないので学びは一切ありませんでした。
まあ労力がかからない割に成績が高く付いたので、それだけは良かったです。
留学での収穫
まずは留学して良かったなと思った面から書いていきます。
- 精神力が鍛えられた
- 海外大学の授業に慣れられた
- マレーシアの生活の雰囲気が分かった
- ブログ開設とか課外活動ができた
- 近場の国に気軽に旅行に行けた
一番はなんといっても精神力の面です。初めての本格的な海外生活だったり緊張しいだったりということもあり、友達作りから授業、一人暮らしのことまで全てが不安でしたが、結局なんとかなりました。
空港でビザの書類をなくしたり旅行に行こうとしたら飛行機を逃したりもしましたが、そういうところも含めて人生は意外と成り行きでなんとかなるんだなということを学べました。
そして授業も成績優秀でついていくことができた上に、余った時間でサイトを運営したりマレーシアの言オリで賞を取ったりすることができ、意外と自分は海外でも通用するのかもしれないということが分かって自信になりました。
精神力の面と被りますが、シンガポールやベトナム、タイといった東南アジア諸国に長期休みの間に旅行することもできて面白かったです。マレーシアにいたヤバいやつの話も今度記事にしようと思いますが、そういうところも全部ひっくるめて自分の価値観を根本から変えてくれた、人間的に大きくなることができた一年だったと思います。
留学で残念だったこと
逆にここ残念だったな~というのはこんな感じのところです。
- 学力的に成長していない
- 英語が特に成長していない
- 海外大学の受験にあまり役立たなかった
- あまり面白い人に出会えなかった
学業関連
全体的にMUFYの授業が簡単だったのと、内容自体も高校時代のものと被っていたため、学力的な成長がありませんでした。
また、留学3ヵ月目の振り返り記事でも書いている通り、そもそもマレーシアに来ても英語力は伸びませんでした。嫌な予感はしていたものの一年経ってもそれは変わることはありませんでした。
私の場合は学位取得が目的なのでこれは最悪いいんですが、マレーシア留学で英語力が伸びない理由は別途記事にしようと思います。
そして、以前に海外大学で仮面浪人をしようか迷っていると書きましたが、迷い中だったので今年も色々受験してみました(結果は別途記事にします)。ただ、こちらもMUFYに入らなかったほうが効率よく受験ができた気がします。
海外にいると必要な書類のやりとりが面倒ですし、授業の課題で時間を取られます。また、そもそも夏入学なのでここから準備を進めているとアメリカ受験とかには間に合いません。
まあ結局は納得してマレーシアのモナッシュ大学に進学を決めたのでこれは良いですが。
人間関係
最後に一番ショックだったのが人間関係です。あまり面白い人がマレーシアにはいませんでした。
ここで言う面白い人とは、学校の勉強をしっかりこなすことはもちろん、起業を考えていたり、各種科学コンテストに出ていたり、学生ながら企業でエンジニアとして働いていたり…という、人とは違った尖った活動をしている人のことです。
私がマレーシアに進学した理由という記事でも書きましたが、私が海外大学を目指した一番の理由は、面白い人に出会えそうだったからです。地方の高校出身ということもありパッションにあふれる仲間があまりいなかったので、海外に行けば刺激的な人間関係を作れるのではないかと思いました。
ただ、マレーシアの入試は言ってしまえば高校の5段階の成績だけで受かりますし、求められる英語力も高くありません。それが原因なのかは分かりませんが、休日はショッピングモールに買い物に行ったりネトフリを見て過ごす、普通の大学生!といった感じの人が大半です。
もちろんみんないい人たちばかりで大好きなのですが、同じ大学でも学生の頭の良さや能力もピンキリですし、一緒にいて刺激がもらえるかというとあまりそうではないんですよね。
もちろん、SNSをめちゃくちゃ頑張って伸ばしている人や自分でブロックチェーンを開発している友達も少人数ですがいて、そういう人たちはすごく一緒にいて成長できるなと思います。
別に他の人の毎日の過ごし方が悪いと言っているわけではないのですが、どうやら海外大生だからといって全員が全員毎日挑戦を続けながら生きているタイプなわけではないようです。
この休みでしたいこと
Twitterのほうでは書きましたが、進路は一応モナッシュ大学のCS学部に2024年7月入学で入ることにしました。
- 費用が現実的に払える額であること
- 世界ランクがまあまあ高いこと
- 自分のやりたいCSとDSのどちらも学べるカリキュラムであること
を考慮して、一番良い選択肢がモナッシュ大学だと判断したためです。
というわけで、試験が終わった6月21日からモナッシュ大学の学部に入学する7月中旬までは休みの期間になるので、その間にやりたいことを書いてみます(誰も聞いてない)。
- データサイエンスとPythonの勉強
- 上級数学 Unit 2の勉強
- 英語とマレー語の勉強
- ブログ執筆
- YouTubeと音楽の業務委託の仕事
- 格闘技
- 海外旅行
まずは東大のGCI Summer2024というデータサイエンスの講義に出席しているので、そちらを修了できるように本やUdemyの講座を利用しながらPythonの勉強を進めていこうと思います。
あとはdropした上級数学も独学で勉強し、余裕があれば英語とマレー語も勉強したいです。
ブログの記事も書きたいものがたくさんあって、YouTubeも採譜したい曲がたくさんあります。健康にも気を使いたいので、早寝早起きを心がけて格闘技も強くなりたいです。
で、海外旅行はカンボジアとラオス、インドネシアに行くことにしました。チケットも取ったので、5/28~6/11に旅に出ることにしました。そのために音楽の仕事もココナラで頑張って、お金を稼がないとなーと思ってます。
こんな感じでやりたいことが色々あります。学部に入ると忙しいと先輩から聞いているので、最後の休みを満喫しようと思います。というわけで、明後日からカンボジアに行ってくるのでそろそろ荷物の準備をしようと思います👋
追記:一年間の最終成績が出ました👇