Twitterや質問箱で、「マレーシア留学って毎日どれくらい大変ですか?」という質問がまあまあ寄せられます。
私も渡航前は「本当に学部課程に行けるのかな?」「奨学金を貰えるどころか、落第しないかな?」と心配で心配で仕方がありませんでした(結局何とかなったけど)ので、その気持ちは痛いほど分かります!
ですので、今回はあくまで私のケースになりますが、マレーシア留学(モナッシュ大学のファウンデーションコース)がどれくらい大変なのかについて書いていこうと思います!
あくまで、ファウンデーションコースを卒業した”私の場合の”感想です。学部課程などだと大幅に事情が異なってくると思いますので、その点だけご注意ください。
感想よりも、事実ベースの情報を!
と、その前にちょっと一つ。話の腰を折るようなことを言ってアレなんですが、「毎日どれくらい大変ですか?」という質問は、個人的にはちょっと回答が難しいなと思います。というのも、どれくらい大変かは結局、個人の能力、キャパに依存する感想に過ぎないからです。
実際に私の通っていたMUFYは、私の体感としては毎日遊ぶ時間が余裕であったんですが、同じような科目を取っていても毎週毎週課題が終わらなくて超大変!と言っている友達もいました。
学部課程の先輩に聞いてみても、毎日忙しそうな人もいればいい感じに息抜きできている人もいるようです。
このように、その人の興味関心だったり頭の良さだったり、計画性や真面目さなどを加味しないと忙しいかどうかは分かりませんので、その人にとっては「入ってみないと判断できない」が答えになってしまいます。私としても、あまりそういう意味をなさない情報発信は避けたいところです。
でももちろん、「そんなこと聞いてんじゃねーよボケ😡」と思われたことでしょう。そんな人もちょっと待って!
そういう時は、毎週どれくらいの課題があるのか、テストはどれくらいの難易度なのかなどの事実ベースの情報を聞けばいいんです!以下、具体的な課題の量などを書いていきます。
データから見る毎日の大変さ
課題の大変さ
私は一学期と二学期目で合わせて5つの科目を履修していたため、そちらについて書きます。
- 英語
-
宿題という面に関しては一番大変な科目だと思います。単元に入った最初のほうだけ宿題が無い感じですが、基本的には毎週何かしらの作業(プレゼンの練習、スライド作り、エッセーの執筆、アイデア出し)をする必要があります。
とは言っても、計画的に毎日本当に少しづつ進めていれば特段時間を確保する必要はなく、週末に詰め込もうと思えば何時間か用意すれば対処できる量だと思います。
1600単語でSDGsに関するエッセーを書くSemester 2の課題が一番大変でしたが、プレゼンによっては全然作業をしてくれない外れメンバーに当たることもあり、ここは運ゲーで不平等だなと思います。
- ICT
-
一学期目は最初のほうに自分でアンケート(好きなスポーツなど)を取り、その結果をExcelでグラフ化してプレゼンをする課題があり、これが一番大変でした。作業の難易度は高くありませんが、決まったフォーマットやルールが多く、それを守りながらやるのに疲れました。その後は大した宿題はありませんでした。
課題に関してはSemester 2のほうが簡単で、人によっては手こずるとしたらHTMLでちょっとしたウェブページを作る(しかも2人で分担)くらいだと思います。
- 数学
-
基本的に宿題はなく、テストでほとんどの成績が付くため、内容を理解していれば勉強する必要もありません。
先生によってはたまに週末に宿題があると言っていた人もいますが、私の場合はありませんでしたし、その場合でも20~30分もかからない簡単なものだったそうです。
- 応用数学
-
基本的に宿題はなく、半年に一度プレゼンの準備があるかないか程度です。テストでほとんどの成績が付くため、内容を理解していれば勉強する必要もありません。
- 物理
-
基本的に1~2週間に一度程度、レポートの課題があります。
とはいっても、事前に配布されたテンプレートに沿って実験結果の整理や考察を行えばよいだけなので、数時間だけ集中すれば終わる量だと思います。
と、こんな感じで課題をやっていました。全体的に平日はほぼほぼ勉強していませんでしたが、土日にちょっと復習&課題の作業時間を何時間か取れば十分追いつける量だと思います(学習内容の理解度による)。
他にどんな科目が開講されているんだろう?と気になる人はこちらの記事を見てみてください!
テスト対策の大変さ
最終試験については別の記事にまとめているのでそちらを見ていただくことにして、普段の小テストの対策について書こうと思います。
主に小テストがあるのは以下の科目になります。
- ICT
- 数学
- 応用数学
- 物理
ICTに関しては、基本的にはScratchで決められた要件を満たすゲームを作ったり、自分で簡単なIfやforループを含むコードを書く、といった実戦形式の小テストが多かったです。
こちらに関しては、頭で理解も大事ですがいかに手を素早く動かせるかという慣れの要素も大きいので、テストの数日前から毎日1~2問程度の過去問や例題を解いてみるといいと思います(慣れれば30分もかかりません)。
数学と応用数学に関しては、テキスト内の例題と同じような問題しか出ないので、普段の授業内容がしっかりできていれば勉強する必要はありません。実際、私は前日に2~3時間くらい振り返りで勉強したくらいでした。
物理は小テストといっても、一学期目は一回しかありません。それもmLearnと呼ばれるポータルサイトの過去問と全く同じものが出るので、そちらの過去問を何周かすれば大丈夫だと思います。こちらも3日前から数十分くらい時間を割き始めれば、まとまった時間を取る必要はありません。
普段の試験の様子や実施方法はこちら👇
最終試験に関してはこちらの記事👇を読んでみてください。
まとめ
最初のほうで若干話が逸れてしまいましたが、私個人としてはモナッシュ大学のファウンデーションコースは余裕!というのが答えになると思います。
平日はほぼほぼ勉強していなくても、土日に数時間時間が確保できれば、課題もテスト勉強も大丈夫という感じでした(それが幸いしてブログとかを始められました)。
ただ、こういった質問はある程度個人の能力差に依存しますので、私に対しても他の海外大生に対しても質問をするときは、事実ベースの情報を仕入れられるような話をしてみると良いのではないかと思います!
マレーシア留学を考えている方の参考になれば幸いです!