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実は猫の国!?留学中に日本と違うマレーシアの猫文化に触れた話

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突然ですがみなさん、毎日の生活で動物は見かけますか?
私が日本にいたときは近所に犬を飼っている人が多く、お散歩中の犬をよく見かけた記憶があります。

一方マレーシアに来てからはたくさんの野良猫を見かけるようになりました。
日本人も大好きな猫、マレーシア人にもとっても愛されているようです。

日本では実家で犬を飼っていたことから犬派だった私ですが、こちらに住んでからは猫の可愛らしさに心揺さぶられています。

人懐っこいマレーシア猫ちゃん。見かける度に思わずきゅんとします。犬派か猫派か決められない。贅沢な悩みです。

そんな私の生活の風景にいる可愛らしい猫たち、そしてその猫に対するマレーシアの環境についてお話します!

この記事のライター:みやこインタビュー記事

海外進学実績なしの公立高校出身の現モナッシュ大学ファウンデーションコース(MUFY)生です。
これまで海外経験はありませんでしたが美味しいご飯や良い天気に支えられて元気に頑張っています。お気に入りのマレーシア料理はチキンライス、雨が降っても傘はささないタイプです。

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目次

私の日常と猫

私がマレーシアに来て初めて猫を見たのは自分の住む寮の中でした。

Waterfront Residenceというサンウェイ大学とモナッシュ大学の学生向けの寮に住んでいるのですが、寮のあらゆる場所で猫を見かけます。

階段や、ランドリーなど…

さらには猫に餌付けをしている住人もいて寮内のコンビニにはキャットフードの販売も。

日本では野良の動物への餌やりは迷惑行為というイメージがなんとなくあったので、寮で餌が買えてしまうくらい餌付けが認められた行為ということに驚きでした。文化の違いを感じます。

そしてキャンパスやその周辺にも猫が。

モナッシュ大学のキャンパスや、サンウェイ大学のキャンパス横の道にも。

人間のような体制で眠っていた猫もいて、「さすがにリラックスしすぎでは!?」と驚いてしまいます。
それくらい安心できるような、猫に優しい環境ということなのかもしれませんね。

野生動物への優しさに、マレーシアのおおらかな国民性を感じます。

私が学校で仲良くしている友達グループも全員猫好きで、キャンパスなどで撮った猫の写真やハマっている猫のネットミームをよく共有しています。さらに、休みの日に猫カフェに行こうという話も計画中です。楽しみ!

私たちのストレス解消に猫は欠かせない存在です。

実は猫の国、マレーシア

このようにサンウェイ大学、モナッシュ大学には猫好きの学生が多数。
そしてマレーシア全体としてもまた、多数の猫好きがいるそうです。

私は実際に住んでみるまでそんなイメージはなかったのですが、実はマレーシアは猫好きの国だそう。

実際にStandard Insightsというサイトの2023年の調査データではなんとマレーシア人の飼っている動物の77.7%は猫だというものもありました。

参照:https://standard-insights.com/blog/pet-ownership-in-malaysia/#:~:text=Of%20those%20respondents%20who%20owned,and%20tropical%20fish%20(13.2%25).

ほぼ8割圧倒的多数。これは猫の国と認めざるを得ません。

そんな猫はマレー語で「クチン」と言うのですが、この「クチン」という単語は地名にもなっています。

地図上で見るとこちら

東マレーシアサラワク州に位置するクチン市はその名の通り猫の街で猫のモチーフのアートが市内にあったり「猫祭り」というイベントが毎年開催されたりしているそうです。

行ってみたい!

なんで猫の国?

ところで、猫といえばどこの国にでもいるイメージがありますが、なぜマレーシアたくさんの動物たちがいる中で猫が特別愛されているのでしょう?

私が以前その疑問を猫好き仲間の友達に尋ねたところ、マレーシアの猫文化には宗教的理由が関係していることが分かりました。

マレーシアは多民族国家なので仏教ヒンドゥー教キリスト教など様々な宗教が信仰されています。
特に国全体ではイスラームを信じるムスリムの国民が特に多く、国として主要な宗教はイスラームとされています。猫好き仲間のうち、私が疑問を尋ねた友達もムスリムでした。

猫文化もまたそのイスラームに由来するようです。

イスラーム信仰と動物といえば豚肉禁止の印象がみなさんにもあるのではないでしょうか。
ですが、実は猫もまたイスラームの教えにかかわる動物だそうです。調べてみるとなんとWikipediaの記事も存在。

そんなに有名だったのかと驚き、新しいことを知れた嬉しさもまた感じました。
知らなかったことを実際に体感しながら知ることができるのは自分の育ってきた文化とは違う環境での生活の楽しみの一つです。

友達からの説明の要点をまとめてみると、ムスリムが猫を大切にする主な理由はムハンマドが猫好きであったから、そしてイスラーム伝統の猫への認識として「猫は清潔な動物だ」というものがあるためだそうです。

清潔だから大切に扱うという考えは不浄の動物、汚いものとして禁止される豚と反対ですね。そう考えると以前から持っていた知識と繋がって納得です。

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「可愛い」の気持ちは世界共通

とはいえムスリムの彼女は信仰心だけでなく純粋に猫を可愛いと思う気持ちも大いにあるそうです。

文化的背景として信仰心はあるものの、猫を愛するマレーシア人のほとんどはシンプルに「猫ちゃん可愛い!好き!」と思っているらしいです。つまり、私たち日本人とほとんど同じ気持ちのようですね。

可愛いは正義。異文化の中にも自分の文化と共通した気持ちを見つけると世界のつながりを感じます。

イッツアスモールワールドです。

このように、留学生活では人だけでなく動物から異文化を知る場面も。動物と宗教の関連性という視点は私にとって新しく、学びになりました。

何気ない疑問からの学びって楽しい…!

猫に癒されると同時に知らなかったことを一つ学んだ経験でした。

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