マレーシア留学を検討する際、「大学のサークルやクラブ、部活に入りたいな」と思っている人も多いと思います。友達もたくさんできるし楽しそうですよね。
実際に私の通っているモナッシュ大学でも、新学期が始まると各種サークルが新入生を引き入れようとブースに展示を行っている光景が見られます。


そのため今回は、マレーシアの大学のクラブ活動の事情、種類、雰囲気、メリット・デメリットなどを詳しく紹介します!
この記事では、なんとなくノリでサークル、部活、クラブ活動などと書いています。基本はクラブ活動と書くようにしますが、特にこれらの用語に特定の意味があって使い分けているわけではないので、ご了承ください。

マレーシアの大学のクラブ活動の事情
マレーシアの大学にもクラブ活動(Co-Curricular Activities, CCA)はあります。むしろ、一部の大学では単位として認められていることもあり、大学生活の一環とされています。
でも、日本のように「毎日のように練習する部活動」や「飲み会も含めてガッツリ活動するサークル」とは少し違います。クラブ活動はありますが、活動頻度はそこまで高くなく、週とか月に1~2回程度のところが多いです。
特にモナッシュ大学などのような日本人留学生がよくいくようなような大学だと学生の多くが学業に集中していることが多いため、クラブ活動に全力を注ぐ人は少なめ。もちろん、熱心に活動しているクラブもありますが、全体的に「趣味程度でやる」という雰囲気です。

UCSI大学なんかだと、クラブ活動が授業のポイントの加点につながることもあるみたい?


主なクラブ・サークルの種類
マレーシアの大学にはさまざまなクラブがあります。モナッシュ大学マレーシア校を例に挙げると、以下のようなクラブがあります。一覧で見たい方はこちら。
メールやインスタグラム、フェイスブックに連絡を送って入部の旨を伝えると入ることができます。チアリーディング部が活動しているのをよく寮への帰り道に見かけます。



クラブの種類としては、まあ大体どこの大学も似たような感じです。
スポーツ系クラブ
- Monash Badminton Club: バドミントンを楽しむ学生が集まる、マレーシアならではの人気クラブ。
- Monash Muay Thai Club: 本格的なムエタイを学べるクラブ。初心者歓迎!
- Monash E-Sports Club: Dota2やValorantなど、eスポーツを楽しむゲーマー向けクラブ。
- Monash Ultimate Frisbee Club: フリスビーを使ったチームスポーツを楽しむクラブ。
文化系クラブ
- Monash Animanga Guild: アニメ・マンガ好きが集まる日本文化系クラブ。
- Monash Music Club: 音楽好きがバンドを組んだり、楽器を楽しんだりできるクラブ。
- Photography Society: 写真撮影やカメラに興味がある人向けのクラブ。
- Monash Performing Arts Club: 演劇やパフォーマンスを楽しむアート系クラブ。
ボランティア・社会活動系クラブ
- Monash Leo Club: 社会奉仕を目的としたクラブで、ボランティアイベントを企画・実施。
- Monash Rotaract Club: 国際的なボランティア活動に関わることができるクラブ。
- Green Representative Network(GRN): 環境保護活動を推進し、エコなライフスタイルを提案するクラブ。
- Monash First Aiders Bureau: 急病やけがの対応を学ぶ、応急処置に関心がある人向けのクラブ。
アカデミック・専門分野系クラブ
- Monash Investment Group: 株式投資や金融に興味がある学生向け。
- Monash Business Club: ビジネス関連のイベントやワークショップを開催。
- Toastmasters Club: プレゼンテーションやスピーチスキルを向上させたい人向けのクラブ。
- Monash Science Club: 科学に興味がある学生が集まり、研究や実験を行うクラブ。
宗教・文化交流クラブ
- Monash Buddhist Society: 仏教に興味のある学生が集まるクラブ。
- Monash Christian Fellowship: キリスト教徒の学生が集まり、交流を深めるクラブ。
- Monash Islamic Society: イスラム教徒の学生がコミュニティを築くためのクラブ。
- Monash Indian Cultural Society: インド文化を楽しみ、交流するクラブ。
クラブ活動の雰囲気
先ほども書いたように、マレーシアの大学のクラブ活動は、日本と比べてかなりゆるいです!
例えば、日本の大学のサークルだと、毎週のように活動があり、合宿やイベントもたくさんありますよね?でも、マレーシアの大学では、「時間があれば参加しよう」くらいのノリのクラブが多いんです。
活動頻度はクラブによりますが、基本的に週1回か月1~2回程度の集まりがある感じ。学業優先の文化があるので、テスト期間中は活動がほぼゼロになることも普通です。
また、クラブの雰囲気もかなりフレンドリーで、先輩後輩の上下関係もほとんどありません。日本のように「飲み会に強制参加」なんてこともないので、本当に自分のペースで楽しめるのが魅力です。
クラブ活動に参加するメリット・デメリット
まずメリットはこんな感じ。
- 勉強の息抜きになる: やっぱり楽しい!
- 友達が増える: 多国籍の学生と交流でき、新しい人脈が広がる。
- 異文化交流ができる: さまざまな国の価値観に触れ、視野が広がる。
- 就職活動のアピールになる: リーダー経験や特定のスキルが履歴書に書ける。



クラブ活動で恋人ができるケースも。
デメリットはこんな感じ。まあこれは日本でも同じですね。
- 活動頻度が少なく物足りないかも: クラブによっては月に数回しか活動がない。
- 受け身だと仲良くなりにくい: 自分から話しかけないと深い関係を築きにくい。
- 運営が緩く、活動が不定期: マレーシアは色々テキトーな国なので、例えばイベントの告知が直前になることもある。
- 勉強との両立が大変: 特に試験前は忙しくなり、クラブ活動とのバランスが難しい。



そういうのが嫌で、例えば外部のフットサルチームなどに入っている人もいたりします。
日本人留学生はクラブ活動に参加している?
結論からいうと、入っている人も入っていない人もいます。
授業や課題で忙しかったりもする上、サークルに入っていないから友達ができなくて学生生活が詰むとかそんなことは全然ないので、自分の好きなようにするのが良いと思います。
興味があるクラブがないなら入らなくても全然良いと思いますし、どちらかというと私の周りの日本人だと入っていない人のほうが多いです。ただ、それでも全然留学生活自体は楽しそうなのでクラブ活動の参加の有無に固執する必要は全くなし!
個人的には、1つか2つくらいとりあえず入ってみて、授業との両立ができて楽しそうだったら継続、難しそうだったらやめるのがいいんじゃないかと思います。



私も一応今学期から一つだけ入ったけど、普通にブログとかインターンで忙しいのでどこまで頑張れるかは微妙…
まとめ
マレーシアの大学のクラブ活動は、日本ほど活発ではなく、趣味程度でやる人が多いのが特徴です。
- 活動頻度は少なめで、学業優先の学生が多い
- クラブの種類は豊富で、文化系・スポーツ系・ボランティア系など幅広い
- 参加のメリットは「友達が増える」「異文化交流できる」「就活に活かせる」
- ただし、「活動がゆるい」「運営が適当なこともある」などのデメリットも
「ガチで頑張るクラブ活動」よりも「ゆるく楽しむ場」というスタンスなので、気軽に参加できるのが魅力です!もしマレーシアの大学に留学するなら、ぜひ何かしらのクラブに入ってみると、新しい出会いがあって楽しいですよ!