マレーシアに観光、もしくは移住する際に必要になる通貨、マレーシアリンギット。前回マレーシア(サンウェイ)市内でおすすめの両替所はどこか、というテーマで記事を書きました。
ただ、旅行で来られる方なんかだと、利便性を重視してクアラルンプール国際空港で両替を済ませてしまおうと考えている人も多いと思います。
今回はクアラルンプール国際空港にも同じ日に行く予定があったため、空港で両替するとどれくらい損をするのかを検証していこうと思います(2024年5月27日)。
空港の両替所はどこにある?
今回はターミナル2を利用しました。国際線の出発口は3階となっているのですが、基本的に出発口の近くにいくと無数に両替所はあるので、見つからないことはないでしょう。
到着口から市内に出る際も、出口の経路を辿る途中にたくさんの両替所があるので分かると思います。
今回はレートをCIMB BANKとAsia Exchangeというお店で比較していこうと思います。他にもMaybankなんかの両替所がありました。
レートはどれくらい?
先ほどの写真と同じ順番でレートを見てみましょう。
CIMB BANKが1000円単位で見ると26.010、Asia Exchangeが27.00でした。
ちなみに、この時大体マレーシアリンギットは1RM=33円台でした。円安キツい…
それに対し、この日のサンウェイ市内の両替所のレートで一番良かったところは、R Trader Money Changer Sunway GEOという両替所で、Buyのレートが30.10でした。
市内で比較するというて0.5円も違わないところばかりでしたが、こちらはなんと3~4円も違います。
例えば1万円両替したら、酷いと空港だと260RMしかもらえないのに、市内だと301RMもらえます。たった1万円両替するだけで、1350~1400円も違ってきてしまいます(1RM=約33.4円の場合)。これは市内の両替所一択ですね。
結局のところ、おすすめの両替方法は?
とはいいつつ、空港の両替所で現金を手に入れるのが一番安心するし便利だ、という声も分かります。ですので、5000円以下くらいの少額だけ両替して一旦市内に出てしまうのがいいのではないかと思います。
KLIA Express(Transit)と呼ばれる空港直結の電車なら2000円以下でクアラルンプール中心地まで行くことができます。また、クレジットカード払いができるGrabタクシーを利用してもそれよりちょっと高いくらいです。クアラルンプール市内に行けば両替所が見つからないということもないでしょう。
となると、空港で大量の両替が必要になるのは、深夜に到着して翌朝早い出発で何かのツアーに参加する場合くらいでしょう。
といいつつ、マレーシアではVISAかMaster Cardのブランドのクレジットカードなら大体の場所で使えるのであまり心配はいらないと思いますが…
あとは、Wise(国際キャッシュカードでもよい)という送金サービスを利用して事前にマレーシアリンギットを使えるようにしておき、そちらで現金をATMでキャッシングするのも良いと思います。
こちらはレートは比較的良いですが、手数料が一回ごとにかかるシステムなので、やるなら一度である程度現金を下ろしておくほうがお得です。
まとめ!
クアラルンプール国際空港の両替所は(サンウェイ)市内と比べて3~4円もレートが悪く、1万円両替するだけで1500円近く損をしてしまいます。
そのため、おすすめのリンギットを使う方法としては、
- クレジットカード払いができるGrabタクシーで一旦市内まで出て両替をする
- 少額だけ空港で両替して、料金が安いKLIA Express(Transit)を利用する
- 空港のATMでキャッシングして(なるべく大きな金額)頑張って現金を下ろす
という方法のが良いのではないかと思います。
日本の羽田空港や成田空港がどれくらいのレートなのかは分からないので、もし日本に戻る機会があったら検証でもしようと思います。