私もマレーシアへの長期留学にあたってパッキングをしたわけですが、初めての留学、しかも1年以上の渡航だったので何を持っていけばいいのか分からず、苦労した思い出があります泣
そのため、今回は私がマレーシア留学にあたって持って行ったもの、不要だったものや渡航後に現地で購入したものについて解説してみました!
少し長くなりましたが、マレーシア生活で必要なものについてはこの記事を読めば一通り分かります!
海外大学に渡航する前にしておくべき手続きについても別の記事がありますので、ぜひ読んでみてください!
私の旅程と荷物の前提条件
私はバティック・エア・マレーシアという格安航空(片道4万円くらい)で渡航し、重量制限は預け入れ荷物20kg以内、手持ちの荷物は7kg(56×36×23cm以内)までという条件でした。
手持ちの荷物としてはハンドバッグのようなものを持っていき、以下のものを入れました。それ以外の荷物はすべてスーツケースに入れて機内に預け入れをしました。
- スマホ、財布、iPadなどの貴重品
- パスポート、ビザ関連の書類を印刷したもの
- モバイルバッテリーなどの預け入れができないもの
- 暇つぶし用の本
手持ちの荷物に関しては4kgくらいで全然余裕だったのですが、預け入れのほうの荷物(本文参照)をパッキングしたら22kgとかになってしまい若干重量オーバーになりました。
減らそうと思えばギリギリ20kg以下にすることはできたのですが、他にも持っていきたい服などもあったので、追加で7000円を支払って10kg分重量枠を買いました。最終的に本文中の荷物を持って行くと、荷物は26kgぐらいになりました。
日程としては、学校のオリエンテーションの3日前からWaterfront Residenceに入寮できるよと言われたため、3日前に渡航してその後の数日間で生活に必要な物の買い出しを行いました。
余談になりますが、7月渡航の場合1ヵ月前あたりから飛行機の席が埋まってチケットの値段が上がり始めたので、早めにフライトは押さえておいたほうが留学費用を抑えられるのではないかと思います。
持って行ったもの
ケース・カバン類
飛行機はスーツケース+手持ちカバンで搭乗しました。大学で普段使うようなリュックはスーツケースの中に畳んで、しまっておきました(手持ち荷物だとリュックはサイズオーバーするため)。
- スーツケース
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BERMASというブランドの90Lのものを買いました。TASロック付きなので、アメリカ旅行などの際にも使えるものです。
ネットで調べてみたところ長期留学に行く人は80~100Lくらいのものが相場らしいですが、個人的には90Lだとちょっと小さいかなと思ったので、100Lのものを買ったほうがいいと思います。
リンク - リュック
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大学生活を送る上でもリュックは必須になると思います。かさばりますが、渡航後に必要になる機会も多いと思いますので、日本で購入して持っていくのがいいでしょう。
私はリュックサックはFIRST DOWNというブランドの35Lのものを持っていきました。これくらいの大きさがパソコンもしっかり収納できる上、ちょっとした旅行にも使えるので便利です。安い上に品質もしっかりしていておすすめ!
リンク - 手持ちカバン
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あとはちょっとした外出に使うように、手で持てるようなサイズのカバンを一つ持っていきました。
黒色のカンゴールのショルダーバッグを買いました(便利)。ちなみに、このブランドは韓国で流行っている(?)らしく、このバッグをかけているせいで「君は韓国人かい?」と言われたことが何回かあって謎です。
リンク
貴重品類
- スマホ
- 財布
- 国際デビットカード、クレジットカード
- パスポート、航空券
- ビザ関係の書類
- パスポートや海外保険のコピー
- 国際免許証
日本円は5万円ほど持っていき、その半分くらいを現地で両替してしばらくの間生活していました。
デビットカードはMoneyT Globalというアプラス社のものをエージェントに勧められたので作っていきましたが、今年でサービス終了になるらしいので、みなさんは他の会社のものを探しましょう笑。個人的には、Wiseのデビットカードを作っておくのがいいと思います(海外送金にも使えるので、みんな持っています)。
クレジットカードはどのサイトでも留学にオススメと書かれていた楽天カードとエポスカードを持っていきました。
この二つは日本の大学の友達でも持っている人が多い有名どころですし、私も今の所マレーシアでこの二枚で困ったことはないのでおすすめです。
マレーシアだとJCBブランドはあまり使えないので、VISAかMaster Cardをおすすめします。
どういうわけか、マレーシアでカード決済をしようとすると、同じブランドでも使えたり使えなかったりする謎現象が発生するのでトラブル防止のために複数枚(2~3枚)持っていくと安心です。
ビザ関係の書類は預け入れ荷物に入れてしまうと、空港で学生ビザのスタンプを貰う時にトラブルになってしまう(スーツケースを開けられるのはその後のため)ので、必ず印刷して手荷物として持っておくようにしましょう。
その他のパスポートなどの大事な書類も印刷しておくと、いざという時に安心です。
私は書類を行きの空港で無くすという激ヤバ事件があったんですが、CAさんが危機一髪で見つけてくれたので渡航できました(バカすぎ)。
あと、一応国際免許証も取得していたので持っていきました(2000円くらい払えば誰でも取れる)。ただこちらの記事でも書いたように、マレーシアで運転するのは怖すぎて未だにできていません笑。
電化製品類
- パソコン
- iPad、Apple Pencil
- マウス、キーボード
- イヤホン
- 各種充電ケーブル
- モバイルバッテリー
- USBメモリ
- 変換プラグ
パソコンはDellのInspiron 1530という機種で、iPadは11インチのiPad Proです。特にパソコンは大学で必要になるので新調しました。あとは便利そうだったので無線マウスなども持っていきました。
マレーシアのコンセントは形がイギリス式で日本と違うので、1つか2つ変換プラグを持っていくといいと思います(こちらでもどこでも手には入りますが)。
衣服類
衣服類は、これらのものを100均で買った真空パックに詰めて持ってきました。
- 半袖、半ズボン
- 長袖、長ズボン、上着
- 下着、靴下
- 靴(スニーカー+サンダル)
- タオル
- ハンガー、洗濯ネット(寮での洗濯用)
- 水着やゴーグル、ラッシュガード
- フォーマルな服
内訳は、半袖シャツを6着、半ズボン3着、長ズボン3着、下着6着、靴下3着です。
シャツや下着はこちらでしばらくしてから少し買い足したので、もっと持っていけば良かったなと感じましたが、正直かなりかさばるので仕方ない面もあります。周りを見ていても、約一週間分の着替えを持ってきた人が多かったです。
また、マレーシアはクーラーが効きすぎていると聞いたので、長袖と上着を2着程度持っていきましたが、思っていたほど必要性はない感じでした。冬に日本に一時帰国するとき用に一着持っていればいいのではないでしょうか。
マレーシアは本当にファッションにこだわっている人がいないので、半袖+半ズボン+サンダルのダル着で生活するのが楽です。周りの女子なんかは、渡航してしばらくすると化粧も一切しなくなっていました。
また、日本で買えるような衣服はこちらにもあるユニクロなどで買うことはできますが、日本で1000円の商品が3000円くらいしたりするため、なるべく日本で買ってくることをおすすめします。
靴はスニーカーで行きましたが、クロックスも持っていきました。こちらではビーチサンダル型のサンダルばかりであまりきちんとしたクロックス型のサンダルは見かけないので、持ってきてよかったです。
マレーシアには寮やホテルなど、至る所にプールがたくさんあるので、水着やゴーグルも持ってきたほうがいいと思います。日焼けもかなりするので、ラッシュガードも忘れずに!
そして、大学のプレゼンなどではフォーマルな恰好を求められることがあるので、スーツとまではいかなくてもスラックスや襟付きのシャツくらいは持ってきたほうがいいと思います。
私の通っているモナッシュ大学のファウンデーションコースではドレスコードが決まっていることもあるのですが、求められる服装はかなり先生の性格によって異なります。スーツじゃなきゃダメ、下はジーンズでもいい、半袖はOKかどうか、などなど、先生によって指示が違うそうです。
先生はセミフォーマルなどの服装を指定してきますが、大体の場合は綺麗めな長ズボン(ジーンズは不可)+襟付きのシャツ+ネクタイで通ることが多いです。学部の先輩に聞いてみてもそんな感じだそうです。
そのため、薄いフォーマルな服(簡易的なスラックス、襟付きのシャツなど)を持っていき、どうしてもスーツを求められたら現地のユニクロなどで購入すればいいと思います。ネクタイはこちらにもあるダイソーで買えます。
ちなみに、マレーシアの水は汚いので白いシャツは洗濯すると黄ばむという噂を聞きましたが、少なくとも私の周りの環境ではそんなことはありません。
生活用品・小物
このあたりは各自の生活スタイルに合わせて用意するのがいいと思います。
- 水筒
- 虫除けスプレー
- 日焼け止め、帽子、サングラス
- 折り畳み傘
- マスク
- メガネ、コンタクトレンズ、目薬
- 歯ブラシセット、手鏡、化粧品、常備薬など
マレーシアでは虫が沢山いると聞きましたが、寮の周りにはほぼいませんでした。私の住んでいるサンウェイシティには木や草原があまりないからかもしれません。
薬は別に薬局で買えるので、どうしても日本の使い慣れたものを持ってきたい人だけ持ってくればいいと思います。私は葛根湯とかバファリンを持っていきました。
折り畳み傘もこちらですぐ買えるのでわざわざ持ってくる必要はないと思いますが、スコールが降っている時にどうしても道を歩かないといけない!なんて時にあると便利だとは思います。
追記:コンタクトレンズも一応持って行ったんですが、目がめっちゃ悪くなったのでマレーシアでメガネを買いました。こちらの記事で、現地でのコンタクトレンズの販売事情もまとめています👇
その他
- 筆記用具、ノート
- 電子辞書
- 本(英単語帳など)
- ハサミ、カッター
- はかり
- テニスラケット
- MIDIキーボード
- ルービックキューブ
- インスタントの日本食
- 日本のお土産のお菓子
あとは文房具関係と趣味のものを持っていきました。MIDIキーボードはYouTubeの活動を続けるために持ってきて正解でした。
テニスラケットはナダル選手と同じモデルで、ルービックキューブは競技界隈で有名なGANキューブのものを持っていきました。
はかりというのは下のようなもので、空港の重量制限に引っかからないかを自宅でチェックするのに使っていました。軽いので邪魔にならないですし、1500円くらいで購入できて他の旅行の際にも使えるので、何かと便利です。
お土産は、地元で有名なお菓子のようなものを持っていきました(あまり渡せませんでしたが)。マレーシアのお土産事情について気になる人はこちら!
持ってきたほうが良かったもの&不要だったもの
持ってきたほうが良かったもの
特にないですね。いうてこれらは嗜好品みたいなところがあるので、先ほどのセクションの持ち物を持ってくれば十分だと思います。
- 洋服
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流石に6日分だけだとすぐに洋服が汚れてしまいますし、思ったより洗濯が大変になります。
荷物に余裕があれば、もっとたくさんの服を持ってきたほうがいいでしょう。
- クロックスタイプのサンダル
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ビーチサンダル型のサンダルはたくさんありますが、なかなかクロックス型のしっかりしたサンダルは見かけません(あっても高い)。クロックス製のサンダルは履き心地もデザインもいいので、個人的には持ってきて良かったなと思います。
- 本
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プログラミングの勉強などをするための専門書とかは重たいので持ってきませんでした。
こちらにも紀伊国屋書店はあるので買おうと思えば買えるのですが、輸入している関係で値段がエグいことになるので、荷物に余裕があれば長期的に読みたい本なんかを持ってきたほうがいいと思います。
不要だったもの
- 長袖
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これはマレーシアに来てから古着やで買ったものですが、とりあえず長袖はいらないです。長ズボンは履いている人も多いのでいいと思いますが、長袖まで着ていると暑すぎて死んじゃうので不要です。
マレーシアのクーラーが寒かったり、日本に冬に一時帰国することもあるとは思うので、一着くらい持っていればいいのではないでしょうか。少なくとも長袖と上着それぞれ2着は不要でした。
- 電子辞書
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こっちに来てからパソコン or スマホで英単語の意味を調べることが圧倒的に多く、使ったことがありません。荷物になる割に高価なので管理も大変ですし、いらないでしょう。
中学からお世話になったシャープの高校生向け(?)モデルですが、こちらはきょうだいのお下がりにすることにしました。
- テニスラケット
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こっちに来てからボールを買うほど交流に役立つかなと考えていましたが、マレーシアではテニスをやっている人がほとんどいないので、結局一回も使っていません。
逆にバドミントンはめちゃくちゃ人気なスポーツなのでみんなやっています。 - インスタントの日本食
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特に初日から食べ物に困ることはなかったですし、荷物になるのでインスタントの日本食は持ってこなくても良かった気はします。日本食のお店もたくさんあるので特に日本食シックになることもなく、その分ほかの物を持ってきたほうが良かった…
- お土産
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ホームステイでも何でもないのでお土産も不要でした。そんなものはなくても仲良くなれましたし、そもそも大学の人に渡すタイミングがありませんでした。
留学する時、日本のお土産って何がいいの?マレーシア留学生のお土産事情! | Rayの海外生活ノート in Mala… 留学先の友達と仲を深めたい!そんなときに相手を喜ばせるツールとして自国のお土産を渡すのは留学生の特権ですよね。 そんなお土産、何が喜ばれるの?そもそも必要?渡航…
現地で購入したもの
貴重品類
- SIMカード
- Touch ‘n Go
私の場合は日本で契約していた楽天モバイルが海外ローミングに対応していたため、空港から住居に到着するまでのスマホでのやりとりはそちらを使用しました。SIMカード自体は、初日にショッピングモールで買ってネットを使えるようにしました(Digiというキャリアがおすすめ!)。
Touch ‘n Goというのは日本でいうSuicaのような交通系ICカードで、便利なので渡航後数日してから買いました。駅のカウンターなどで購入することができます!
留学中のスマホ事情や、電話番号を安く管理する方法についてはこちらの記事を見てみてください!
生活用雑貨
- 枕、シーツ、ブランケット
- ドライヤー、ヘアアイロン
- コンセントの延長コード
- 炊飯器、食器、スポンジや洗剤
- シャンプー、リンス、ヘアオイル、バスタオル
- ウェットティッシュ、トイレットペーパー
- 掃除用具、ファブリーズ
- 網戸、ガムテープ←いらん
- カード入れ
大体の生活雑貨は現地で調達しました。近くにショッピングモールと大型スーパーがあったので、そこで買いました。
枕などは自分で用意しろという指示があると思います。私は枕が自分に合っていないと寝れないタイプなので、ここは譲れません(近くのマレーシアの無印良品で買いました)。マレーシアは暖かいので、毛布はいらないと思います。
Panasonic製のドライヤーをHarvey Normanというお店で1500円くらいで買い、ヘアアイロンもモールの露店で買いました。この記事のお店で、それ以外にもヘアケア商品がたくさん買えるので便利です。
あと、寮のコンセントの位置が悪かったので延長プラグも買いました。炊飯器も1500円くらいでMydinという大型スーパーで買いました。
ドライヤーなどの特に毎日使う電化製品は、こちらのコンセントの形状に対応しているものを買ったほうが毎回の使用が楽なので、現地購入をおすすめします。
あとは窓から虫が入ってくるんじゃないかと思い、網戸を購入して窓にガムテープで貼り付けるという謎の工作をしました。誰もやっていなかったので最初はマレーシアでこのアイデアを思い付いた自分は天才なんじゃないかと思いましたが、普通にいらないです(バカ)。
学校関連のもの
- 教科書
- 辞書
- 関数電卓
教科書は私のいるコースでは1000円しないくらいのものを科目ごとに買うことになります(英語やICTはデジタル教科書)。でも作りが雑だし、所々数学の答えや表記が間違っている(しかも数年それを訂正しない)のでイライラします。
辞書というのは英英辞典です。他の所はどうだか知りませんが、私の場合はテストで持ち込みが許可されていて便利だったので、700円くらいのものを買いました。
関数電卓は、テキサスインスツルメンツ社のTi-84 Plusというものを買わされました。Pythonも使える高級品で2万円くらいするんですが、私は先輩から値切って1.5万円で買いました。
こちらも大学の数学の授業で必須となります。IB時代に持っていた関数電卓は機種が違うとのことで買い直し…🥲
ちなみに、こちらの関数電卓(Graphic Calculator)とはまた別にScientific Calculator(グラフ描写機能が無いもの)も用意する必要がありますので、(こちらでも3000円程度で買えますが)面倒でしたら日本にいるときにCASIO製のものなんかを買ってくると良いでしょう。
終わりに
今回はマレーシア留学に持っていった荷物についてまとめてみました。何か思い出したことがあれば追記します!
そういえば、持ち物ではないですが狂犬病のワクチンだけ3回分(4万5千円もした)打っていきました。ワクチンなどの事情が気になる方はこちらの記事もどうぞ!
海外大学に渡航する前にしておくべき手続きについても別の記事がありますので、ぜひ読んでみてください!