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【海外大学】ファウンデーションコースの授業についてこられない人にありがちな特徴

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海外大学進学を志すにあたって、英語力その他もろもろが不安でファウンデーションコースから入学するという人もいると思います。私もその一人で、いきなり学部に入ると大コケしてGPAが低くなってしまうのではないかということを懸念してファウンデーションコースから入学することにしました。

しかし、ファウンデーションコースの授業というと基礎!といったイメージで簡単そうだと思っている人もいれば、難しそう…と感じている人もいるかと思います。

私は現在モナッシュ大学ファウンデーションコース、MUFYに通っているのですが、正直こちらはあまり厳しくないなとは思っていますし、周りの友達も大体そんな感じです。
しかし、中には大変すぎてついていけない…と感じている人もいるようなので、個人差がありそうです。また、Twitter上でもある程度余裕がありそうなファウンデーション生も見かければ、死にそうな感じの人もいます。

そこで今回は、私の他の学生を見てきた経験を生かしてファウンデーションコースの授業についていくのに苦労する人の特徴について、解説してみようと思います。

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目次

ファウンデーションコースが楽ちんな理由

まずなぜ私がファウンデーションコースの授業がヌルゲーだと思っているのかと言うと、以下の理由によります。

  • 一度高校で習った内容を英語でやっているだけだから
  • 毎日勉強しなくても授業についていけるから
  • 平均すると、週末にちょっと集中すれば課題は全部終わるから
  • それでもどの科目もおおよそ90%~の成績を維持できているから
  • 受験生時代の苦労を考えればほぼ努力していないようなものだから
  • 理系なので数学や物理は英語があまり関係ないから(?)

完全に主観ですが、要約すると大して勉強せずに毎日遊んでいたとしても成績上位を余裕で維持できるから、ということになります。

Ray

まあそのおかげでブログが書けてるんですけどね。

こう書くと「お前がたまたまそうだっただけだろ」と言われそうですが、他のMUFYに通っている日本人を見てみても大体はそういう感じですし、先輩も同意見の人が多いです。

そういうわけで、特にファウンデーションコースに通う上で授業についていけない、課題に忙殺される、といった心配は基本的にいらないのかなと思っています。
何より、学部に入ると睡眠時間を削るレベルで忙しいとMUFY卒の先輩は口を揃えて言うので、ここでつまずいているようでは将来が危うくなります。

世界ランクと授業難易度は関係ない?

本題に入る前に、大学の世界ランクと授業の難易度は必ずしも比例するとは限らない、という話をしようと思います。

主に他大学のマレーシア留学生のTwitterアカウントを見ると「ファウンデーションコース大変すぎて死にそう~」的な投稿を見ることがあります。

一応マレーシア国内の大学の世界ランキングとしてはモナッシュ大学が一位となっています。
そのため、一番上位のモナッシュ大学のファウンデーションでも楽なのに、そんなに苦労することがあるのか?と疑問に思ったことがあります(もちろんMUFYでもついてこれない人はいます)。

しかし、以前にHELP大学やノッティンガム大学の友達からファウンデーションコース(理系)の数学のテスト問題を見せてもらったことがあります。すると、問題の難易度はMUFYよりも全然難しいなと思いました。

同じ試験時間に換算してみると、問題量としては確かにMUFYのほうが多かったです。しかし、難易度は明らかに他大学に分配が挙がりました。もしかすると大学によって求められる能力が違うのかもしれません(モナッシュ大学は短時間でミスなく多くの問題を裁く能力が必要)。

Ray

いずれにしても日本の共通テストレベルだとは思います。

そのため、あくまでテストの問題からの推察にはなりますが、大学の世界ランクの順に授業や課題の量が大変になるとは一概に言えないのではないかと思います。

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ファウンデーションについていけない人の特徴

ただ、そうは言っても授業や課題についていくのが大変…という人も見かけます。そういった人に割かし当てはまる特徴について書いていきます。

  • 身体が弱く、体調を崩しやすい
  • メンタルが弱い
  • 真面目すぎる
  • 英語力が低すぎる
  • 学力が足りない(高校範囲の理解不足)
  • 学習習慣がない

以下、それぞれ詳しく解説していきます。

身体が弱く、体調を崩しやすい

マレーシアは衛生状況が日本よりも優れているとは言えませんし、そもそも気候や食生活まで全く違う異国の地で生活を始めるというのは大変なことです。私も渡航当初の3ヵ月くらいはことあるごとにすぐに体調を崩していました。

これは周りを見ていてもそうで、渡航したてだとどうしても体調を崩しやすく、主に頭痛や熱で寝込む人が多いです。私はたまたま土日に体調を崩すことが多かったのでギリギリ耐えましたが、どうしても課題の進捗状況に影響は出ると思います。

しばらくしたら体も留学先の環境に慣れるので大丈夫だとは思いますが、特に最初のうちは体調不良が原因で学校を休みがち、授業に出席できない、といったこともあるかもしれません。

メンタルが弱い

これは主に2つあって、ホームシックなどの面と、学習意欲の面です。

私はホームシックにはなりませんでしたが、周りを見ていると留学して1ヵ月後一か月後あたりにメンタルを病む人が多かったです。その割合に男女差はなく、意外と「こいつメンタル強そう」みたいな感じの見た目の人のほうが精神をやられていることが多かったです。

慣れない生活に戸惑って泣いてしまう人も多いと思うので、課題などに手が付かない可能性もあります。こちらも体調と同様にだんだん慣れていくとは思います。

2つ目は根本的なものなのですが、そもそも学ぶモチベーションが湧きづらい人もいるかもしれません。自分の意思ではなく親に強制させられて留学しているケースなんかがそうです。また、授業難易度が簡単なので飽きたと言って授業をサボっている友達もぶっちゃけ周りに数人います。

そもそも何かを学ぼうとする姿勢がなければ授業参加もテキトーになるでしょうし、授業についていけなくなる可能性もあると思います。

真面目すぎる

真面目なことはいいのですが、逆にそれが原因でキャパオーバーしてしまう人もいます。

ファウンデーションコースでは課題もたびたびありますが、死ぬ気で頑張らなくても満点が来ることもありますし、逆に頑張っても数点引かれていることもあります。先生との相性もありますが、一応は高校でやったことのある内容のはずなので、血眼で取り組まなくても大丈夫だとは思います。

そのため、いい意味で「ある程度雑に課題に取り組む」「要領よく、手抜けるところは手抜く」というスキルも精神面と連動して重要になってくると思います。ただ、知り合いには真面目すぎて普通の人なら1時間で終わる作業に5時間くらいかけてしまう人もいたりします。

また、一人で抱え込まずに困ったことがあったらすぐに先生に言ったり、友達に助けを求めることも大切です。

英語力が低すぎる

MUFYでも「この人どうやって入学基準満たしてきたの?」といったレベルで英語が話せない人はいます。英検準二級や三級もないんじゃないかといったレベルです。マレーシア人は基本的にみんな英語は大丈夫なのですが、どういうわけか中国からの留学生にこういった人は多いです(あまりにも多いのでIELTSを偽造しているという噂がある)。

そういう人の成績を見せてもらったこともあるのですが、みんな成績がめっちゃ低かったです。そういった人は英語力だけでなく学力も足りていない人が多く、中には成績基準を満たせずに留年してしまった人もいます。
英語力が低すぎるというかギリギリの状態で入学するとそうなる可能性があります。

そうは言っても、MUFYの入学基準はIELTS5.5なのですが、周りの日本人は大体6.0もしくは5.5で来る人が多いです。それでもみんな入学してから特に英語で苦労したという話は聞かないですし、私も6.0で十分ついていけているので、あまり心配はしなくても良いかもしれません。

ただ、できればIELTSのスコアは入学基準よりも余裕をもって取得しておくと、余裕ができるかもしれません。

技能別に英語の重要性を語ってみると、一番大事なのはリスニングとライティングだと思います。この二つは授業中常に使うことになるので、優先的に鍛えておきましょう。

リーディング:もちろん得意なほうがいいですが、特にMUFYでは高度な文章を読むことはありません。リーディングを鍛える時間をライティングやリスニングに充てたほうが有意義だと思います。
リスニング:授業はIELTS5.5で大丈夫ですが、日常生活で友達と自然な会話をしていく上では6.5以上あった方がいいかなと思います。
スピーキング:授業中に発言するような機会はほとんどないので、なくても耐えられるとは思います。友達との会話などといった副次的な場面で使うことはあると思います。実際にスピーキングが苦手な人は友達が少ない印象があります。
ライティング:レベルとしてはIELTS5.5で授業に付いていけると思います。ただ、アカデミックライティングの方法について年間を通して学ぶため、自分なりの定型文のストックをたくさん身に着ける必要があります。

学力が足りない(高校範囲の理解不足)

ファウンデーションコースとはいっても日本の高校でやるような内容は簡単に理解しておく必要があり、中学の知識だけだと厳しいと思います。もちろん初見でも大丈夫なようにゼロから教えてはもらえますが、英語で新しい概念を理解するのはものすごく大変です。

内容的にそこまで高度な問題が解ける必要はありませんが、「何も高校の内容がワカリマセーン」みたいな感じだと授業についていけないかもしれません。教科書の基本問題くらいはどの科目も解けるようにしておくといいでしょう。


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MUFYの同級生を見てみると偏差値65~70くらいの高校出身者が多く、しかもみんな学年順位はある程度上位だったという人が多いです。マレーシアではペーパー試験の入試はありませんが、学力層としてはまあまあ優秀な人も多いのではないかと思います。

学習習慣がない

高校時代に勉強を全くせずに遊んでいた人なんかがこれに当てはまるかもしれません。

ファウンデーションコースで出される課題は集中すればすぐ終わる量とは言え、一応英語でのタスク遂行能力も求められますし、メチャクチャ楽というわけではありません。机に向かうクセが身についていなければ課題を後回しにしてしまう人もいると思います。

授業中とかでもゲームばかりしている怠惰なマレーシア人はよく見かけますが、そういう人たちは当然家でも勉強していないと思われるますし、実際に成績も低い傾向にあります。学習意欲と相まって学習習慣も大事だと思います。

MUFYでは授業が高校範囲と被っているところも多いですし、特に予習をしていなければ授業についていけないとかいうことはないと思います。
しかし苦手科目は多少の予習をしておいたほうが良いですし、そうでなくてもテストのために常日頃の復習も大切です。そういった意味で、毎日コツコツ学習を頑張れるかどうかは大切になってくると思います。

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終わりに

ということでファウンデーションコースについていけない人の特徴を考えられる限りで書いてみました。

MUFYにおいてはよっぽど勉強が苦手とかじゃない限り、ILETSも入学基準を満たしていればそこまで心配する必要はないと思いますが、苦労する人もいますので参考までに。

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