マレーシアに行ったら支払いはどうする?現金が一番便利?それともキャッシュレス?
マレーシアに旅行で来る方やこれから移住される方など、日本との違いに戸惑う人も多いと思います。
今回は、現役留学生として、マレーシアのでの支払い手段事情からそれぞれのメリットデメリット、結局何を使えばよいのか、などを実際の体験を踏まえて完全解説します!

マレーシアの支払い手段の全体像
今のマレーシアでは、現金とキャッシュレス支払いが両立しています。ただ、都市部を中心にキャッシュレス化が加速中。
日本ではまだ現金主体の場所が多いのに対し、マレーシアの都市部ではほとんどの買い物をキャッシュレスで済ませることができます。
現金 vs. キャッシュレス:どちらが主流?
都市部 (クアラルンプールやペナン) では、キャッシュレス支払いが主流。カフェやスーパーはもちろん、売店やモールの小さい店でも多くがQR決済に対応。
地方ではまだ現金主体の場所が多いが、大手チェーンではQR決済も使える場合が増えている。

サンウェイシティなどの日本人留学生が多いようなところは、大体キャッシュレスだけで生きていけます。
現金のメリットとデメリット
現金のメリットはこちら。
- 地方や小規模店舗で確実に使える
- 小さな買い物でも手数料不要
普段の生活において現金での支払いができないことはほぼない一方で、やっぱり持ち運びの不便さなどはあります。
- 持ち運びが面倒
- 支払いに時間がかかる
- 細かいおつりがない場合もある
- 一部の店舗では高額紙幣の使用を嫌がられる
- 電車のチケット購入などでは高額紙幣は使えない
マレーシアの主なキャッシュレス決済方法
クレジットカード・デビットカード
大手店舗やホテル、レストランでは問題なく使えます。しかし、小さな店や地方の小売店では対応していない場合もあるため、カード払いができるか事前に確認すると安心です。
- Visa / Mastercard:ほぼどこでも使用可能
- American Express / JCB:一部の店で利用可能だが、対応店舗は少なめ



基本的に、Visa / Mastercardのカードを2, 3枚持っておけば安心
e-Wallet (電子マネー)
マレーシアではスマホ決済が急速に普及しており、主要な電子マネーには以下のようなものがあります。
- Touch ‘n Go eWallet:交通機関の支払いにも対応
- GrabPay:Grabの配車サービスと連携、幅広い店舗で利用可能
- Boost:ポイント還元が充実
- ShopeePay:オンラインとオフラインの両方で利用可
特によく使うのはこの2つなので、こちらをダウンロードしておけばOK。




- Touch ‘n Go eWallet
- iOS版:App Storeでダウンロード
- Android版:Google Playでダウンロード
- Grab
- iOS版:App Storeでダウンロードapps.apple.com
- Android版:Google Playでダウンロード



一番広く、どこでも対応しているのはTouch ‘n Go eWallet


QRコード決済
マレーシアでは「DuitNow QR」という全国共通のQR決済システムがあり、多くの店舗がこれに対応しています。銀行アプリやe-Walletを通じて簡単に支払いができるため、現金を持たずに買い物できるメリットがあります。
主なQR決済アプリ
- Maybank QRPay
- CIMB Pay
- RHB QR Pay
旅行者の方は使う機会はないかと思いますが、移住してきた方は銀行口座も開設しておくとよいです👇


で、結局何を使えばよいの?
マレーシアに旅行する人
もし友達がマレーシアに来るとしたら、
現金を1~3万円市内で両替しておいて、基本的にクレジットカード決済をするように!
と言うと思います。マレーシアに旅行と言ってもそこまで長期滞在でもないと思うので、そのためにいちいち電子マネーアプリに登録するのが面倒だからです。


もしQRコード決済にしたいというのなら、GrabPayを使うようにしましょう。観光の際はどちらにしろGrabアプリを使って移動することになるので、そちらにクレカを紐付けておけば追加のアプリなしでチャージできるためです。


マレーシアに住んでいる人
マレーシアに住んでいる人というより、私は普段どうしているのか、優先順位をお伝えしますね。
- 基本はMaybankにお金を入れておき、QRコード決済
- Maybankにあまりお金がないときは、クレジットカード(VISA or Mastercard)
- Touch ‘n Goしか対応していないところがある場合はTouch ‘n Go
- 厳禁しか対応していないところは現金
ちなみに、クレジットカードなどはスマホに登録しているため、上記1~3はスマホ一台で支払いができます。


そのため、身の回りでキャッシュレス決済ができないところがないため普段は現金は持ち歩いていませんが、どこかに出かけたり大きな買い物をしに行く場合は厳禁も持っていきます。
Maybankなどへの送金はWiseを使って行っています👇


マレーシアでの支払いに関する注意点
なお、マレーシアで何か買い物をする際には以下の点に気を付けましょう。
- セキュリティ対策
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QRコード決済を悪用するスキャムもあるので、不審なリンクを使わないように注意しましょう。また、スマホ決済アプリにはパスワードや生体認証を設定し、セキュリティを強化することをおすすめします。
クレカを使う際も、情報を抜き取られないように注意しましょう。マレーシアではたまにカードが不正利用されたりします。
Rayの海外生活ノート in Malaysia【マレーシア】留学先で、楽天カードをえきねっとで不正利用されて焦った話 | Rayの海外生活ノート in Mala… こちらの記事👇でも書いているように、海外大生といえば国際クレジットカードやキャッシュカードの利用をしている人が多いと思います。 私もその一人で、主に 楽天カード E… - 手数料や為替レートの落とし穴
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海外でクレジットカードを使う場合、現地通貨決済を選ぶとレートが有利になることが多いです。また、一部のATMでは手数料がかかることがあるので、引き出す際は注意しましょう。
- 利用できない場面と代替手段
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ローカルな屋台や市場では現金しか使えないことが多いので、少額の現金は持っておくと安心です。
- 偽札に注意
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私は被害に巻き込まれたことはありませんが、偽札の被害も海外だとよくあるので注意!
まとめ
というわけで、今回はマレーシアの支払い手段の全体像から、おすすめの支払い方法までを解説してみました。
マレーシアではキャッシュレス支払いが急速に普及しており、特に都市部ではほぼ全ての支払いをキャッシュレスで済ませることができます。一方で、地方や小規模店舗では現金が必要な場面もあるため、適切に使い分けるのがポイントです。
自分に合った支払い方法を選んで、マレーシアでの生活や旅行を快適に楽しみましょう!

