【海外大学生必見!】長期海外留学で日本を離れる前に必要な手続きまとめ!

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長期の海外留学に行く、海外の大学に入学するとなったら避けては通れないのが、大量の手続き地獄。何から手をつけていいのか、そもそもどんな手続きをしておかなければならないのか、見通しが立てづらく嫌になりますよね。

そこで今回は、最近カナダの大学に入学した私の経験をもとに、渡航前後に必要な手続きの概要をわかりやすくまとめていきます!

この記事のライター:かりインタビュー記事

2024年3月に東京の高校を卒業し、最近バンクーバーのカレッジに進学したIBDP N23生です。
学校の勉強以外はほぼ何もしない高校生活だったので、課外活動の経験はゼロ。
2024年の目標は、とにかく色々なことに挑戦して自信をつけていくことです!

こちらの記事はあくまでもっとも一般的な必須要件をまとめたものであり、全ての方にとって必要十分な内容を保証するものではありません。
お住まいの自治体や進学先、収入状況などによって必要な手続きは変わってきますので、必ずご自分でお調べいただくようお願いいたします。

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目次

入学+ビザ取得関連

まず最初に必要になってくるのは、確実に「入学できる」という保証を得て、入国・滞在許可を獲得すること。多くの場合、そのための流れはざっくりと以下のようになります。

STEP
学校に正式入学許可証を発行してもらう

通常、このためには入学金や授業料の前払い分を振り込む必要があります。この入学許可証は学生ビザの申請等に使用するため、何年何月から何年何月まで該当校に在籍予定なのかが明記されているべきです。

STEP
学生ビザの申請

入学予定の大学がある国の学生ビザを申請します。オンラインで申し込みが完結する国もあれば、在日大使館等に行く必要のある国、基本はオンラインだが指紋採取のみ対面で行わなければならない国もあります。

ビザ本体は渡航前にオンラインで交付されるケースと、現地空港到着後に入国管理局にて渡されるケースがあります。

STEP
留学保険への加入

留学する国や自治体によっては、何かしらの保険への加入を義務付けています。そうでなくとも、留学生にとっての医療費はたいてい非常に高額なため、留学保険への加入が望ましいと言えます。

現地の行政が提供する保険への加入が可能なケースもありますが、より手厚さや安心を求める方は日本で契約していくほうが無難かもしれません。

STEP
在留届の提出(到着後)

無事に入国できたあとは、必ず速やかに在留届を提出しなければなりません。オンラインでも簡単に申請できますし、滞在先にある在外公館でも受け付けているはずです。

    行政手続き関連

    長期に渡り海外に滞在=国外転居の扱いになるため、日本の行政に届け出なければならないことがいくつかあります

    このあたりはお住まいの自治体によって変わってきますのでご注意ください。以下にはおそらくほとんどの方に当てはまるだろうものを挙げておきます。

    転出届

    これはわかりやすいですね。転居後の住所をどこまで詳しく記入する必要があるか(国名程度で良いか、番地まで正確に書くか)は自治体によると思いますので、早めの確認をおすすめします。

    また、転出届の提出日と受理される日=住民票が抜かれる日の関係にも注意が必要です。住民票が抜かれてしまうとできなくなる手続きがあるため(国民健康保険/社会保険などは特に重要)です。

    マイナンバーカード国外継続利用の申請

    これは私が実際にやってみるまで想定していなかったものの1つです。転出届の提出と同時に行ってくれる自治体もあると思います。

    マイナンバーによる認証を取り入れているサービスを海外でも利用したい場合、マイナンバーカードが失効していると困るため、このような手続きが用意されています。

    納税代理人の申請

    収入や扶養の状況にもよりますが、住民税や所得税、消費税などを自分に代わって納める人を指定しなければならない人も多いはずです。
    私はギャップタームの間の収入が扶養ラインを超えたため、確定申告を母に依頼しなくてはならず、納税代理人を母としました。

    税種別に書類やその提出先(区役所〇〇課、税務署など)が分かれている場合もあります。

    在外選挙人登録

    海外にいながら日本の国政選挙に投票できるようにするには、在外選挙人名簿に自身の名前を登録する必要があります。

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      お金関連

      次に、とても大事なお金の話です。

      渡航後にお金が引き出せない!などのトラブルが起こるとかなり厄介です。渡航前に入念に準備しておきましょう(と言いつつ、私はキャッシュカードを母に渡し忘れて持ってきてしまうというやらかしをしました)。

      使っている銀行の国外利用申請または代理人申請

      国外利用申請ができる場合はそれで良いのですが、銀行が提供しているサービスは基本的に「国内在住者向け」であるため、国外からは利用できないものも多いです。

      その場合は、自分に代わって口座を管理する代理人を指定し、代理人用のキャッシュカードを発行するなどの方法があります。私の場合は母を代理人に指定し、母が私の日本口座からカナダ口座に送金できるように設定しました。

      クレジットカード・デビットカードは最低2枚作っておく

      クレジットカードまたはデビットカードを2枚以上作らなければならない理由は2つあります。

      1つは、海外渡航直後のカード使用は「不正利用の恐れ」とみなされてカード会社側から止められてしまう確率が高いこと。もう1つは、日本に比べて海外では盗難に遭う確率が高く、備えが必要であることです。

      渡航先がカード主流の国ならば特に、現地の銀行口座がなく、かつ現金が使えない場合でも当座の生活が賄えるよう準備しておきましょう。
      また、その国で使えるカードブランドにも留意してください。大体の国はMastercardかVISAがあると安心だと思います(JCBには対応していない国も多いです)。

      Ray

      個人的には楽天カードとEPOSカードがおすすめ!

      現地通貨をいくらか持っておく

      何らかの理由でカードが使えなくなってしまうことを想定し、現金を3万円〜5万円相当程度持っておくことも大事です。日本を出る前に両替しておきましょう。

      また、日本に帰国した際のために、何万円かは日本円も持っておくようにしておくと良いと思います。

      Wiseに登録する(必要に応じてデビットカードを作る)

      破格の手数料で海外送金ができるサービス「Wise」をご存じですか?

      Wiseの回し者ではないのと、私もまだエキスパートではないので詳しく紹介することはしませんが(笑)、銀行間電信送金はとにかく手数料が高い!そして時間がかかる!のに比べて、Wiseなら国際送金が速くリーズナブルに可能です。また、日本のクレジットカードを海外で使用すると手数料が取られますが、Wiseのデビットカードならそれがありません。

      私は日本にいる母からの送金をWise経由で受けています。送金された日本円は自動でカナダドルに変換され、デビットカードという形で支払いに使用できます。
      諸事情でカナダの銀行口座をまだ開設できていない今、Wiseの残高が命綱です…。気になった方はぜひご自分で調べてみてください。

        携帯電話関連

        現代に生きる私たち、携帯電話が使えないと詰みますね。ただキャリアをどうしたらいいのか分からない、どれが安く済む方法なの?と悩んでいる方も多いかと思います。私が考える最適解は以下の通りです。

        日本で使っている番号は格安キャリアを利用して保存

        日本の携帯番号を失ってしまうと、その番号で登録している膨大な数のサービスにログインできない事態が発生しかねません、というかほぼ確実に発生しますね。LINEとか…。

        それは死に限りなく近いので、格安キャリアを契約し、低コストで番号を生かし続けるのが良いと思います。
        私は家族割と学割の関係でUQ Mobileの契約をそのまま結んでいるのですが、単独で契約しているならばpovoを使うのが最安のようです。

        また、以下は外部の方のブログになりますが、参考になりそうな記事があったので貼っておきます。

        日本にいるうちにSIMカードまたはeSIMを取得しておく

        到着後にインターネットが使えないと相当困ります。空港にいる間はフリーWi-Fiが機能するかもしれませんが、ひとたび空港を出てネット回線から切り離されると、深刻な迷子になりかねません…。

        ということで、日本にいるうちに現地回線の代理店を通じて契約を結び、SIMカードまたはeSIMのQRコードを取得しておくのが得策です。
        実際に私はeSIMを契約し、バンクーバー国際空港のフリーWi-Fiを使ってダウンロード、アクティベートしました。

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          医療系

          今は特に持病がない、健康だという方も、渡航後に困らないようにするためにはいくつかやっておいた方がいいことがあります。

          歯科・眼科などに行く、健診を受けておく

          先述したように、海外の医療費はかなり高額であるのに加え、多くの留学保険/現地の医療保険では、緊急時を除く歯科治療や眼科治療が保険適用外になってしまいます。

          3割負担で済むうちに、歯医者・目医者に一応行っておき、異常がないかや適切な視力矯正の度数などを検査しておくことをおすすめします。

          Ray

          コンタクトレンズなどが売っていない国もあるかもしれませんよ…

          現地語の診断書・薬剤証明書を用意する

          もともと持病があったり常備薬があったりする方は、かかりつけ医に相談し、渡航先の言語で書かれた診断書や薬剤証明書を発行してもらってください(常備薬を制限ギリギリまで貰っておくのも大事)。

          現地で病院にかかる時に説明しやすくなるのに加え、渡航時の薬の持ち込みで引っかかった場合でも説明できるようになります。

          ワクチン接種をする・接種歴をまとめておく

          国によって事前に接種が義務付けられているワクチンは異なります(狂犬病や破傷風などが頻出)。また日本で受け残したワクチン(子宮頸がんなど)がある方も、渡航前に計画的に受けておきましょう。
          接種の間隔を何ヵ月か空けなければならない場合も多いので注意が必要です。私は渡航の1年ほど前から7, 8ヵ月ほどかけて、計10本程度のワクチンを打ちました…(同時に3本打ったことも)。

          最近では多くの国で水際対策が緩和され、ワクチン接種証明書の提出も不要になっているようですが、万が一病院にかかることになった時などにも役立つので、ワクチン接種履歴をまとめることをおすすめします
          基本的には母子手帳の該当ページを印刷しておけば良いはずです。

          その他

          上記の他に、人によっては必要になるものをいくつか挙げます。

          国際免許証の取得

          日本で使用可能な運転免許証をお持ちで、海外でも運転したいという方は、国際免許証の取得申請が必要です。

          Ray

          私も国際免許証は取ったけど、怖すぎてマレーシアで運転したことはないです…

          日本の自宅を引き払う

          実家や寮ではない家にお住まいの方は、転居に関連してやらなければならないことが多いと思います。

          成績証明書等の用意

          それまで学校に提出していた書類が非公式(原本のpdfなど。何を公式とするかは大学によるので要確認)の場合、原本を直接学校に送付するか持参するなどの対応が求められます。翻訳が要る場合、さらに時間がかかることが予想されるので、早めの確認をおすすめします。

          各種サブスクの登録・解約など

          これは完全に人によりますが、それまで登録していたサービスの解約、新たな契約なども余裕を持って済ませておきたいですね。

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          終わりに:とにかく早め早めに確認、手続き!

          各種手続きがきちんと済ませられないと、渡航できるか?入学できるか?という問題になりかねません。

          それは大変にまずい。とにかく、早め早めに全てを確認してやれるところはやっておくことが重要です。締めとして(?)、個人的に注意しなければならないと感じた「これのせいで時間かかるんじゃ!」ポイントを並べておきます。

          • 役所や銀行は営業時間が短く、働いていたり学校に行っていたりするとかなり難しい。平日の9時から15時までとかしかやっていない…
          • 銀行はなかなか電話が繋がらない場合が多い。また、予約なしで駆け込んでも受け付けてもらえないorかなり待たされる可能性が高い。最短の来店予約が1週間後、ということがザラにあるので注意。
          • 色々な書類やカードは、即日交付とは限らない。郵送で2週間程度かかることもある…!
          • 海外のサービスを利用すると、サポート体制がまともに機能しておらず、トラブル対応が遅れることが多い。電話番号がない、メールは自動返信で埒が明かない、など(参照:https://ray-globallife.com/convera-trouble/)。

          何かと手続きが多く、大変な海外留学ですが、ぜひこの記事が助けになれば幸いです。

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